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鴻池新田会所で「現代彫刻と銅版画展」 歴史的建造物と作品の調和も楽しんで

土間には現代彫刻作品を展示

土間には現代彫刻作品を展示

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国史跡・重要文化財の鴻池新田会所(東大阪市鴻池元町)で9月10日、東大阪市民美術センター第4回出張美術展「現代彫刻と銅版画展」が始まった。

1958年~1960年の深沢幸雄さんの銅版画作品

 昨年に続き、同会所で開催する出張美術展。同センターと同会所は同じ東大阪市文化振興協会が運営しており、昨年出張展示を行ったところ来場者から好評で、同会所側もイベントの幅が広がると今年も開催が決まった。

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 会場には、大阪府が所蔵する「大阪府20世紀美術コレクション」から現代彫刻5点と、同センター収蔵の深沢幸雄さんの銅版画15点を展示する。

 土間では高い天井の空間を生かし、アントニーン・スティブーレックさん(チェコ)の作品「使者」や、崔石鎬(チェ・ソクホ)さん(韓国)の「幸福の門1」、ノルベール・ネスラーさん(オーストリア)の「黒と白」など大型作品を展示。和室には「じっくり細部まで落ち着いて鑑賞できる稀な機会なので、あまり大きくなく、制作時の手作業を感じ取れる作品を選んだ」と、深沢さんの銅版画作品を並べる。

 学芸員の亀井見奈さんは「江戸時代の木造建築の中にある現代彫刻が意外にも空間になじんで見えたり、意識的に異質なものとして見ようとしてしまう感覚があったりといった面白さがある。版画はじっくりと鑑賞できる。日本でしか味わえない感覚を楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。

 9月14日は14時から、専門職員による作品解説を行う。

 開催時間は10時~16時。9月17日休館。観覧料は、大人=300円、小・中学生=200円。9月20日まで。

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