東大阪市は10月24日、2009(平成21)年10月から観光大使を委嘱する歌手の中村美律子さんに委嘱状を更新交付した。
東大阪市出身の中村さんは、「河内おとこ節」をはじめとするヒット曲や紅白歌合戦出場などで全国的に知名度があり、さまざまな活動の場で地元・東大阪をPR。2017(平成29)年に40回目の節目を迎えた「東大阪市民ふれあい祭り」では実行委員長を務めた。
市役所本庁舎で行われた委嘱状交付式では、委嘱状のほか、リニューアルした観光大使の名刺を手渡した。名刺の表面には中村さんの写真、裏面には市花園ラグビー場や日本夜景遺産に選ばれた市役所22階展望ロビーからの夜景、「モノづくりのまち」、観光スポットなどを掲載する。
「交通の便が良くなったので最近はほとんど東大阪にいる。スーパーとかも普通に行っている」と中村さん。開催中のラグビーワールドカップ2019日本大会については、「アルゼンチン対トンガ戦を見に行った。ああいう雰囲気いいですね。熱くなりますね」と市長らと歓談した。9月には開館したばかりの東大阪市文化創造館でコンサートを行い、「音の反響がいいし客席がよく見える。会場の大きさもちょうどいい」などと話していた。
市の魅力について、中村さんは「今年は特にラグビーが熱くしてくれている。ラグビー場があるというのがうれしい。ラグビー場のあるところというと親近感を持ってもらえる」と言い、「観光大使をさせていただき10年たったので、気持ちも新たにできることをしていきたい」と意気込んだ。