サッカーJFLのFC大阪が12月17日、「街の駅 クレアホール・ふせ」(東大阪市足代北2)で関係者やスポンサー企業に2019シーズンの報告会を行った。
東大阪市をホームタウンとして初のシーズンを終えた同クラブ。今シーズンは10勝10分10敗の成績で8位に終わった。11月には、Jリーグ参入の資格取得に必要なJリーグ百年構想クラブの申請書類を提出。来年2月に認定の可否が通知される。Jリーグへの入会には、百年構想クラブに認定された上で、年間平均入場者数が2000人以上、最終順位4位以内の成績を収めることなどが条件となる。
東大阪にホームを移した今年は、「東大阪の企業や商店街から夏祭りに呼んでいただいたりポスターを掲出していただいたりと多くの支援をいただいた」と吉澤正登会長。来季の戦力については「今年は主力が残っているのでこれまでで一番やりやすい。新監督も年内に発表する予定」と話す。
クラブとしては「ネットを通じてFC大阪と地域の人の取り組みを発信していくほか、アウェー会場でも大阪の魅力やものづくりを発信したい。各所で交流会を開き、企業がつながりビジネスが生まれる、サッカーを通じたビジネスイノベーションを起こしていきたい」と言い、「それには成績を残すことが一番。来季優勝に向けて全力で戦いたい」と意気込んだ。
報告会では、主力選手として活躍したDF舘野俊祐選手、FW川西誠選手、DF岩本知幸選手、FW横野純貴選手が登壇し、キャプテンの岩本選手は「期待に沿える結果が出せなかったことをしっかりと受け止め、来季は監督も変わるので新しいFC大阪を皆さまに見せられるよう頑張りたい」と決意を新たにした。東大阪商工会議所の平井良彦副会頭は「FC大阪が布施に事務所を開いてから活気が出た。私たちも頑張るので選手も頑張ってほしい」と激励した。