東大阪市が3月16日、20代・30代の若者の定住促進を目的としたシティプロモーション動画「ワガママでいこう、東大阪市」を公開した。
これまで市のPR動画は、「モノづくりのまち」「ラグビーのまち」を紹介するものが多かったが、大阪市内で働く20代・30代の若者の移住定住の促進を目的に、「どんな生活ができるか、生活に直結した情報を出そう」と、若者の視点に立ったPR動画を制作。今回のターゲットと同世代の20代・30代の職員7人で構成するワーキンググループを作り、制作会社の選定からストーリーまで検討を重ねた。
動画は市花園ラグビー場前を舞台に、結婚を控えた男女が住みたい街を巡り、「便利な大阪の都心部」を望む男性と、「自然があり子どもと悠々と暮らしたい」という女性で意見が分かれる。そこに東大阪市出身で元ラグビー日本代表選手の大西将太郎さんとSKE48のキャプテンの斉藤真木子さんが登場し、大阪市内へのアクセスの良さや、生駒山や公園があり休日は自然に親しむことができるなど、東大阪市は2人のわがままをかなえられるとアピールする。
大西さんは、市主催の婚活イベントのゲストや、昨年のラグビーW杯開催時の市観光PR動画にも出演。斉藤さんは市のマスコットキャラクター「トライくん」と交流があり、「ゆるキャラグランプリ2018 in 花園」に東大阪市民代表として登場するなど、市内での活動実績を持つ。「2人ともラグビーとアイドルの活動を通じて知名度と影響力があり、SNSでの発信を重視したので、フォロワーの多さから起用した」と経営企画部企画室の谷一弘さん。
動画は、市のウェブサイトやユーチューブで公開するほか、今後はイベント会場などで活用し、市の魅力を発信する。