東大阪東ロータリークラブが5月18日、マスク1万枚とフェースシールド200枚を東大阪市に寄贈した。
同団体の大橋秀典会長は「3月は活動休止やイベント中止などに関する作業に追われていたが、4月からは新型コロナの影響が各業界にわたって出ており、経済活動も大変になっている。世の中がこういう状況の時に奉仕団体の我々が何もしない訳にはいかないと考えた」と話す。「イベントなどはできないので、みんなが必要としているものを、市を通じて本当に必要なところに配ってほしい」と、ロータリークラブの仲間から台湾でマスクを調達できるルートがあると聞き、1万枚のマスクを調達した。
同クラブでは、タイの姉妹クラブ・ヤンナワロータリークラブと国際奉仕事業としてタイに浄水器や歩行器具などさまざまなものを寄贈しており、今年は救急車を寄贈。寄贈式にZoomで参加した際に、「フェイスシールドを作ったが必要ないか」といわれ、調達して市に寄贈した。
寄贈を受けた東大阪市の野田義和市長は「マスクの値段は下がってきたが納品日が確定できず、学校現場もこれから動くのでマスクはまだ必要。第2波、第3波に備え、備蓄もしなければいけないのでありがたい」と感謝の言葉を述べた。
同クラブでは例年、5月によろず相談室を開設する際に献血を呼び掛けている。今年は5月24日、10時~16時に瓢箪山駅前で献血活動を行う予定で、大橋会長は「献血に協力してくれる人が減少し血液が足りない状況。こんな時期なので強くは言えないが協力してほしい」と呼び掛ける。