近鉄奈良線・瓢箪山駅南側の商店街「ジンジャモール瓢箪山」(東大阪市神田町ほか)に6月28日、七夕のササ飾りが設置された。
同商店街では1999(平成11)年からササ飾りを設置。例年は、近所の山にササを取りに行き、近隣の幼稚園や保育園、小学校にササを1本ずつ配布。それぞれの学校園で七夕飾りや願い事を書いた短冊を取り付けていた。
趣味の店「たからや」店主の大東聖弘さんは「新型コロナウイルスの影響もあるので今年のササ飾りはやめようかという話も出たが、子どもたちの願いに自粛はない。お願いを聞いてもらわないといけないので欠かしてはいけないと、小規模での開催を決めた」と話す。
今年はササの数を減らし、同商店街のマスコットキャラクター「ひょこタン」をかたどった短冊を近隣の14校園に配布。願い事を書いた短冊だけを回収して商店会でササに取り付け、商店街内に8本のササを設置した。
「バスケット選手になれますように」「おすしやさんになれますように」など、将来の夢を書いたもののほか、「コロナウイルスがなくなりますように」「リュックサックを背負っていろいろなところに遊びに行けますように」といった新型コロナウイルス感染症の終息を願う短冊も見られる。ひょこタンに色を塗ったものや飾りを付けたものなど、児童たちの願いが商店街を彩る。
ササの設置は7月10日ごろまで。