「ダイリキ焼肉市場」と「お肉屋さんのひとり焼肉」の複合型店舗「ダイリキ若江岩田駅前店」(東大阪市岩田町4、TEL 072-946-4929)が9月15日、近鉄奈良線・若江岩田駅高架下にオープンした。
ダイリキ(大阪市西区)は、「ワンカルビ」や「きんのぶた」などの飲食店を展開するワン・ダイニング(同)のグループ会社で、肉の小売店「ダイリキ」を関西、中部、中四国で56店舗展開。ひとり焼き肉店との複合型店舗は若江岩田店が1号店となる。
精肉店の「ダイリキ焼肉市場」は、ショーケースの半分で焼き肉用の肉、もう半分で薄切り肉や鶏肉、豚肉、ミンチ肉などを販売。焼き肉用の肉は、黒毛和牛やアンガス牛、長期肥育アメリカンビーフ、黒豚、イベリコ豚などの厚切り肉やステーキ、ホルモンなどバリエーション豊富にそろえる。購入した肉に無料で味付けするサービスをしており、もみダレは、にんにくしょうゆだれ、甘口しょうゆだれ、みそだれ、塩だれの4種類。
1&Dホールディングスブランディング部の森彩乃さんは「肉は店内でカットしており、スリットの入れ方など1ミリ単位のこだわりでカットしている。味付け無料なので、おうちで焼くだけで本格的な焼き肉を楽しむことができる。焼き肉用以外の肉では12種類の味付け無料サービスをしているので、焼くだけで簡単なおかずになる」と話す。ソーセージやキムチ、タレ、調味料など、焼き肉関連の商品も充実させた。ひとり焼き肉店で提供する肉には表示をし、食べて気に入った肉を購入することができる。
新業態の「お肉屋さんのひとり焼き肉」は、精肉店と併設することでメニューを豊富にそろえ、パーティションで区切られたスペースに1人1台、無煙ロースターを設置。席ごとのパーティションは当初、短いものだったが、新型コロナウイルス感染予防対策のため、手前までスライドできる仕様に変更した。
入り口では非接触型検知器による検温を実施し、オーダーはLINEアプリでQRコードを読み込み、料理やドリンクなどのほか焼き網の交換などのオーダーもスマートフォン上で行う。水は卓上にサーバーが設置されており、支払いはセルフレジで行うなど、ウィズコロナ時代の新しい焼き肉店のスタイルとしてスタッフとの接触を減らすよう工夫した。LINEアプリを入れていない利用客にはスタッフが直接対応する。
定食メニューは、日替わりランチ(680円~、16時まで)、上ハラミ&ダイリキカルビ&牛タン定食(880円~)、上ロース&上ハラミ定食(850円~)、冷麺&上ハラミ&ダイリキカルビ定食(780円)、肉屋の8種盛定食(1,780円)、和牛カルビ&和牛モモ定食(1,100円~)など12種類(価格は全て税別)。肉の量は、盛り合わせと冷麺定食以外は、120グラム、150グラム、200グラムから選ぶことができ、冷麺定食以外は、ごはん、スープ、キムチが付く。ホルモンと肉の単品追加メニューやサラダなどのサイドメニューも用意する。
昼は30代~40代の主婦、夜は仕事帰りの男性ビジネスマンをターゲットの中心に据えており、想定客単価は、昼=950円、夜=1,200円~1,300円。今後、精肉店とひとり焼き肉の複合店を増やしていきたいとしている。
営業時間は、ダイリキ焼肉市場=10時~19時、お肉屋さんのひとり焼肉=11時~21時。