体験型観光プログラムイベント「ひがしおおさか体感まち博2020」が11月1日、始まった。主催は東大阪ツーリズム振興機構(東大阪市荒本北)。
今年はスポーツや伝統文化など「心とカラダのリフレッシュ」をテーマに31プログラムを展開する。初日の11月1日には3つのプログラムが開かれた。
石切劔箭(いしきりつるぎや)神社(東大阪市東石切町1)内の崇敬会館1階ロビーでは、書写体験が行われた。神職が祭典の前に奏上する「祓詞(はらえことば)」を筆で書き写す体験で、筆の使い方などアドバイスを受けることができる。参加した女性は「集中して心がすっきりした」と話す。開催時間は期間中の土曜・日曜・祝日の10時~15時、所要時間は30分程度。参加費1,000円。
東大阪市指定文化財「旧河澄家」(日下町7)の奥座敷では、インテリア書道の体験プログラムを開催。実用書道教室とデザイン書道教室を開く深川秀鳳さんの指導の下、好きな文字にデザイン要素を加えて仕上げ、完成した作品は額に入れて持ち帰ることができる。参加した女性は「合唱や歌声喫茶などをしていたが新型コロナの影響でできなくなり、何か楽しめることはないかと参加した。書道は習っていたが、お手本通りじゃないところが面白い。結婚した娘にあげたい」と笑顔を見せる。11月11日、22日開催。参加費3,000円。
毎月第3日曜に座禅会を開く大龍寺(日下町8)では、白木隆彦住職が最初に「難しく考えず、お茶とお菓子を食べにゆっくりしに来たぐらいの感じで」と緊張をほぐし、初心者に向け足の組み方や手の置き方などから教えた。約20分の座禅と住職の法話を体験した女性は「以前、観光地で座禅体験をしたことがあるが、その時は観光の一部という感じで満足できなかった。今日は全く違って集中できてよかった」と話す。
「ひがしおおさか体感まち博2020」では現在、参加申し込み受付中。満席やキャンセル待ちになっているプログラムもある。詳細はウェブサイトで確認できる。11月23日まで。