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近畿大学構内で電動キックボード有償シェアリングサービス実証実験

学生が電動キックボードを試乗

学生が電動キックボードを試乗

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 近畿大学(東大阪市小若江3)と「Luup(ループ)」(東京都渋谷区)が11月19日、電動キックボード(キックスケーター)有償シェアリングサービスの実証実験を近畿大学東大阪キャンパス内で始めた。

近畿大学経営戦略本部長の世耕石弘さんとLuupの岡井大輝社長

 電動、小型、一人乗りのマイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP(ループ)」を展開するLuup。空き地や店先などのスペースにポートを設置し、自社開発した小型電動アシスト自転車のシェアリングサービスを渋谷区、港区、世田谷区など6エリアの一部で展開しており、今後は、国内では原動機付き自転車として扱われている電動キックボードや、シニアカーなど複数の機体のシェアサービスを展開したいとしている。

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 今回の実証実験では、キャンパス内に3カ所のポートを設置し、5台の電動キックボードを用意。学生や職員は専用のアプリで電動キックボードのロックを解除してキャンパス内を移動し、学内のポートに返却する。ロック解除から5分以内は無料で利用でき、6分経過すると60円が課金される。以降、毎分10円が発生する。これまでにも私有地での走行実験は行っているが、大学構内で行う有償のシェアリングサービス形式の実験は今回が初めてとなる。

 同大学経営戦略本部長の世耕石弘さんは「東大阪キャンパスは甲子園球場約6個分の敷地で、建物があり、学生や教職員を合わせて約2万6000人が在籍しているので仮想の都市空間として実証実験の場にと提供した。学生には新しいテクノロジーのリテラシーを高め、新しい技術に触れた経験を今学んでいることに生かしてほしい」と話す。

 同社の岡井大輝社長は「日本ではあまりなじみがないが、先進国では電動キックボードの導入・普及が進んでいる。今回は有償の実験で、利便性と安全性両面の検証ができる。安全性と共にコアな利用者がどれぐらいいるか、料金設定など、ビジネスとして成立するかも検証したい」と話す。

 試乗した文芸学部1年の服部優さんは「説明を1回聞いただけで乗れるのがいいし、スカートでも問題ない。向こうのキャンパスでいつも結構急がないといけないし、3分で30円なら使ってみようかなと思う。友達と一緒に乗れたら楽しい」と話す。キャンパスの端から端までは歩くと15分ほどかかるが、電動キックボードでは3分~4分で移動できる。

 同実証実験は1カ月間行う。