東大阪市花園ラグビー場南側の東大阪市民美術センター(東大阪市吉田6、TEL 072-964-1313)で12月9日、企画展「東大阪市花園ラグビー場写真展 ー伝統と軌跡ー」が始まった。
今月27日に開幕する全国高校ラグビー大会の開催100回を記念し、東大阪市における花園ラグビー場という施設の素晴らしさを伝えたいと企画した同展。関西ラグビーフットボール協会の写真を使ったパネルやポスター、ラグビーワールドカップ2019関連グッズなど約130点で、花園ラグビー場で開催された高校ラグビー、ジャパンラグビートップリーグ、近鉄ライナーズ、大学ラグビーの軌跡をたどる。
高校ラグビーのコーナーでは、2010(平成22)年から今年1月に開催された第99回大会の決勝戦までの写真パネルを展示。トップリーグのコーナーでは、ラグビーワールドカップ2019で活躍した福岡堅樹選手や田中史明選手、神戸製鋼のダン・カーター選手、東大阪市出身の元ラグビー日本代表・大西将太郎さんの2016(平成28)年の引退試合などのパネルが並ぶ。花園ラグビー場をホームグラウンドとする近鉄ライナーズでは、今年1月に引退したトンプソンルークさんの写真などを展示。
会場内には、改修前のスタンドに設置されていた座席やフォトスポットを設置。近鉄花園ラグビー場で初めて全国高校ラグビー大会が開かれた際のポスターや、近鉄花園ラグビー場時代の看板、ラグビーワールドカップ2019に出場した日本代表選手の高校時代の写真を使った直筆サイン入り立体パネルなどを集めた。
全国高校ラグビー大会の決勝が行われる来年1月9日には、大西将太郎さんを招きトークショーを開く。開催時間は11時~12時。10時から整理券を配布する。定員30人。
「選手たちの頑張る姿や表情をここまで近くで見れることはない。今年の高校ラグビーは無観客試合だが、フォトスポットで花園ラグビー場にいるような写真を撮ってもらえる」とセンター長の小林亮介さん。「より多くの人に来ていただいて、花園ラグビー場と市民美術センターを知ってもらいたい。ラグビーの好きな人、写真の好きな人、いろいろな方に興味を持ってもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開館時間は10時~17時(12月11日、18日、25日は20時まで)。月曜、12月29日~来年1月3日は休み。入場無料。来年1月10日まで。