東大阪などの町工場内をバーチャルで見学できる展示会「OSAKA町工場EXPO2020」が現在、ネット上で開催されている。
製造業を中心とする中小企業の営業支援や商品開発を手掛けるMP-Strategy(東大阪市花園東町2)が企画した。新型コロナウイルス感染拡大に伴い工場見学や展示会が減少する中、「ありのままの工場や経営者の思いを伝えられるDX戦略を」と、工場のバーチャルツアーと経営者がオンラインでプレゼンをするプログラムを展開し、新規受注を目指す。対象は、製造を依頼したい企業、製造業で働きたい人。
同展示会には、東大阪と大阪市内の企業8社が出展。各企業のページでは、工場とオフィスのバーチャルツアー、会社概要、強みや特徴などを紹介しており、バーチャルツアーでは、それぞれの工場やオフィスを360度見学できる。工場内には写真や動画のアイコンがあり、製品の写真や各設備でどのような加工ができるかを動画で見ることができる。
12月23日16時30分からは、オンラインで8社の社長が自社の強みをプレゼンする6分間スピーチを開催。スピーチの視聴は事前申し込みが必要で、スピーチ終了後には各企業への質疑応答の時間を設ける。申し込み先着100人にはVR眼鏡を進呈する。視聴無料。
代表の目黒充明さんは「通常の展示会では発表することがない自社の強み、他社にはないものづくりの技術を、経営者自ら熱い思いを発表してもらう。製造業に興味のある人にも見てもらいたい」と話す。同展示会は、来年も開催する予定。
12月31日まで。