ジャパンラグビートップチャレンジリーグの近鉄ライナーズが2月14日、東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)で清水建設ブルーシャークスと対戦し、70-33で白星発進した。
試合開始早々の前半3分、近鉄のCTBパスカル・ダン選手が先制トライ。9分にはNo.8野中翔平選手、14分にはWTBジョシュア・ノーラ選手がトライを決め、15分には19-0と点差を広げた。
一方的な試合展開に思われたが前半19分には清水建設が7点を返し、その後も2トライを奪われ24-19まで迫られた。前半を31-19で折り返し、近鉄は後半2分のFB南藤辰馬選手のトライをはじめ、1年目のWTB片岡涼亮選手、後半31分に入れ替えで入ったSO吉本匠選手もトライを決め、12トライで大勝した。
試合後、清水建設の大隈隆明監督は「本気で勝つつもりで花園にやってきたので、こういう結果になってしまって今の心境としては悔しいの一言」と悔しさをにじませた。
近鉄の有水剛志ヘッドコーチは試合を振り返り、「自分たちのテンポになることもあったが、清水建設さんの激しいプレッシャーで自分たちのリズムをなかなか作れない場面が多かった。今日のゲームの課題は必ず生かし、またトップリーグにいくために精進していきたい」と話す。
2トライを決めた片岡選手は「初の公式戦のスタメンで最初は緊張もあったが、ロッカールームでクウェイドやパティが声を掛けてくれてリラックスさせてくれたので、リラックスした状態で試合に挑むことができた。2トライ取れたがフォワードが頑張ってくれて最後にパスをもらえた感じなので、今度はもっとトライを量産したい」と意気込んだ。