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市立東大阪医療センターで医療従事者への新型コロナワクチン接種始まる

新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける看護師

新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける看護師

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 市立東大阪医療センター(東大阪市西岩田3)で3月10日、医療従事者への新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。

接種前の問診の様子

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 同センターでは、医師や看護師ら約1300人が接種の対象となっており、そのうち83%に当たる1100人弱が接種を希望。このうち665人に対し、3月10日~12日の3日間で1回目の接種を予定しており、残りの職員には3月17日~19日の3日間で接種する予定。

 接種を受けた辻井正彦院長は「インフルエンザの予防注射であれば打った時にしみるような感じがあるが、今回のワクチンは薬液が注入される時には何も感じなかった。最初にチクっとするぐらい。個人的な意見だが、メッセンジャーRNAを用いたワクチンは画期的でかなり期待できると思う。今日打って、3週間後にもう1回打って1週間たったらしっかり免疫がつくと発表されているので、ある程度安心できると思う」と話すが、「感染予防効果に関してはまだ分からないところがあると報道されており、変異型に対してもまだ分からない。2回打った後もマスクを着けて、手洗いをして、三密を避けて、ソーシャルディスタンスを保って、不要不急の外出を控えるという基本的な予防対策はしっかり取っていかなくてはならないと思っている」と話す。

 希望して接種を受けた看護師の菊永寛之さんは「接種自体はあっという間で、思ったより痛みが少なかった。私自身ICUの勤務で新型コロナウイルスに感染した患者さんを看護する場面があるので、免疫を獲得した上で患者さんに貢献できればという思いで希望した。副反応などリスクもあるが、接種後に経過観察してもらえる時間もあるので安心して接種を受けることができた」と言う。

 同センターでは現在、地域のかかりつけ医などから検査が必要だと判断された対象者のPCR検査、行政検査、中等症患者の受け入れなどを行っており、専用の病床43床を運用。4月以降、集団接種会場の一つである市役所本庁舎1階多目的ホールでの接種を担当する。

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