大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階展示コーナーで3月24日、第16回大阪こども「本の帯創作コンクール」の入賞作品展示が始まった。
大阪府内で新刊書を販売する書店の大半が参加する大阪府書店商業組合内に事務局を置く「大阪読書推進会」(大阪市北区)と、朝日新聞大阪本社が主催する同コンクール。小学生が児童書の表紙に巻く「本の帯」をデザインするもので、小学生の低・中・高学年の部に分け、それぞれ課題図書と自由図書の部門を設ける。
今回は12都道府県の226校から6296点の応募があり、最優秀賞に当たる大阪府知事賞や朝日新聞社賞、各出版社や各市長らが選ぶ賞に136点が選ばれた。
昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止した。同館では4回目の入賞作品展示となる。大阪府内で全受賞作品を展示するのは今回が初めてで、大阪読書推進会は同展示に期待を寄せる。
会場では、実際の本のカバーに帯を巻いて、賞ごとに展示。課題図書は低・中・高学年に各6冊あるが、同じ本を選んでいてもイラストや推薦文はさまざま。同館総務企画課の吉田純一さんは「各生徒が一生懸命描いた作品。感性やみずみずしさを見てもらって、この本を読みたいなと思ってもらえたら」と話す。
同フロアでは現在、大阪府学校図書館協議会主催の読書感想画コンクール入賞作品展や、「第14回若者ダンス・カーニバル」写真展、SDGsと大阪・関西万博について考える教育プログラム「ジュニアEXPO 2025」で小学生が考えた課題解決ポスターの展示など、春休み中の学生に向けた企画を展開している。
開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜、4月8日休館。4月18日まで。