近鉄布施駅近くの高級食パン専門店「キスの約束しませんか 布施本店」(東大阪市足代1、TEL 06-6729-3104)が4月4日、開店1周年を迎える。
ジャパンベーカリーマーケティング(横浜市)代表でベーカリープロデューサーの岸本拓也さんがプロデュースする同店。プレーン食パン「ソフトキス」(2斤=800円)、サンマスカットレーズンを練り込んだ「キッスな果実」(2斤=980円)、角切りのパンチェッタとチーズ、ブラックペッパーを巻き込み焼き上げた金曜~日曜限定の「大人の贅沢(ぜいたく)」(1斤~980円)の3種類の食パンと、チョコスプレッドやピーナッツクリームなど6種類のスプレッドの販売でスタートした。
現在、食パンはカカオ食パン「ビターキッス」(2斤=980円)、あん食パン「約束のリング」、セミドライイチゴを練り込んだ「ベリーでチュッ」(以上、1.5斤=980円)など9種類を用意し、曜日替わりで1日3種類を販売。食パンは、電話での予約も受け付ける。昨年11月28日には鶴見店(大阪市鶴見区)がオープンし、鶴見店で製造する同店の食パンを使ったサンドイッチを布施本店でも販売している。サンドイッチは、「こだわりたまごの自家製サンド」(380円)、「アンデス高原豚のカツサンド」(580円)、「季節のフルーツサンド」(600円)など(価格はすべて税別)。日替わりパンや限定商品、キャンペーンの情報はSNSで発信する。
パン以外では、同店を運営するエイチイーの川崎裕樹社長がビールが好きなことから、パンに合う海外のクラフトビール10種類を販売。「マニア向けの商品もあり、パンを買わずにビールだけ買う人もいる」という。オリジナルブレンドのドリップコーヒー、インストゥルメンタルグループ「シベリアンニュースペーパー」が制作した同店のテーマソングCDも店頭に並ぶ。
川崎社長は「オープン直後に緊急事態宣言が発令され、翻弄(ほんろう)された一年だったが、近隣の企業から大量注文をいただいたり、思った以上に東大阪の街に浸透していると感じている」と振り返る。「1年たってスタッフも慣れてきたので催事出店を増やし、新型コロナが落ち着いたらクラフトビールの振る舞いイベントなどもしたい」と意欲を見せる。
4月2日~4日の3日間はオープン1周年を記念し、近隣住宅と前日までの食パン購入客に配布するチラシ持参で各日先着50人にプレーン食パン「ソフトキス」1斤を進呈するキャンペーンを開催する。鶴見店も同時開催。
営業時間は10時~19時。