東大阪市が4月1日、市役所本庁舎敷地内北東側モニュメント付近にキッチンカーを出店する社会実験を始めた。
Cielo kitchenの「トロトロ牛すじ堀江カレー」「牛ハラミ焼肉カレー」「あさりだしスイートキーマ」
市役所本庁舎の東側にはイオン東大阪店があったが、3月31日に閉店。同施設には飲食店やフードコートがあり、ランチタイムは周辺の企業で働く人や住民でにぎわっていた。市企画財政部企画室企画課の南後さんは「イオンが閉店し、飲食をしていた多くの人の行き場がなくなる。コロナ禍で飲食店は顧客離れが著しい。市として何かできないかと考え、にぎわいの創出、市民の利便性向上を目的にキッチンカーを出店する社会実験を企画した」と話す。
運営は、キッチンカーの登録を募り、オフィスビルの公開空地や遊休地などに出店するサービス「モビマル」を提供する「シンクロ・フード」(東京都渋谷区)。今回は、同社に登録する店舗で東大阪市での営業許可を持つ11店が、日替わりで1日2台出店する予定。
出店店舗は、まぜそば・ラーメン・焼豚ライス「うさぎ」、台湾ビーフン・ルーローハン「HTT台湾」、カレー「MyCookcar」、唐揚げプレート「中津からあげ大吉」、つくね料理・カレー「まると」、タコライス・カレー・カフェ「タベルナエスキーナ」、ロコモコ「LocoBoy」、オムライス・スープ・カフェ「KITCHEN CAR MIKAN」、ケバブ・アイス「トルコ料理アラプスン」、カレー・唐揚げ・カフェ「cielo kitchen」、ビビンバ・キンパ「food truck WA」。出店スケジュールは市のウェブサイトに掲載する。
今回の実験でどの程度需要があるかを把握し、どのようなジャンルがいいか、飲食だけでなく物販の需要もあるかなど、アンケートを通じて検証する。3カ月間行い、分析した後に延長するかどうかを検討するという。
営業時間は平日11時~14時。