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東大阪の「ツナグ茶房」、俊徳道に移転 手まりバーガー、パフェなど軽食提供

中村雄太社長と専務の中川真里さん

中村雄太社長と専務の中川真里さん

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 近鉄大阪線俊徳道駅、JR俊徳道駅前に6月2日、「ツナグ茶房」(東大阪市永和1)が移転オープンする。

帰ってきたさぼうくんのメロンパフェ

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 同店を運営するTSUNAGUの中村雄太社長は、2016(平成28)年11月に障がい者就労支援施設「ツナグ工房」を河内永和駅近くに設立。支援スタッフと利用者が作る雑貨やアクセサリーを販売しようと工房の向かいに2018(平成30)年11月、雑貨を販売するカフェ「ツナグ茶房」をオープンした。

 カフェが人気店になり、カフェ営業に付きっきりになっていたという中村社長は「細い道路を挟んでいるだけだが工房の様子が見えず、支援がしっかりできていないのでこのままいくのはどうかと思っていた。工房とカフェを一つの建物に入るよう改装するか、移転するかを考えていた」と話す。移転を決め、4月中旬のオープンに向け工事を終えたが、新型コロナウイルスの影響でオープンできずにいた。

 35坪の新店舗はカフェと工房が調理室でつながっており、「カフェを営業しながら利用者の顔を見て話ができる」と中村社長。工房では、利用者がカバンやTシャツなどのシルク印刷の作業やオリジナルアクセサリーを作る作業を行う。「利用者がここで焙煎(ばいせん)したりコーヒーをいれたりできるようになって自分の店を持ちたいといった目標につながれば」と、カフェにはエスプレッソマシンを新設した。

 カフェは白と木材を基調とし、店内は大きな窓があるため明るい。席数は、カウンター席、テーブル席合わせて18席を設ける。店のシンボルになればとの思いから、店内にはデザインが特徴の照明を設置。注文カウンターはモルタルで仕上げた。

 メニューは、同店のキャラクター「さぼうくん」をあしらったもので、「さぼうくんのチェリーパフェ」(1,500円)、「帰ってきたさぼうくんのメロンパフェ」(1,650円)、数種類ある自家製フルーツプリンとシフォンケーキかチーズケーキから選べる焼き菓子付きプレート(1,300円)など。

 「さぼうくんの手毬(てまり)バーガーセット」(1,100円)は、チーズバーグやエビアボカドタルタル、自家製粒あんバター、さぼうくんをかたどったマリトッツォ「さぼトッツォ」など、その日のメニューから3種類を選ぶ。ブリオッシュとポテト、フルーツヨーグルトをセットにした「さぼうくんのお子様セット」(600円)は、小学3年ぐらいまでの子どもが対象。フルーツプリンやパフェ、手まりバーガーは、季節によって内容が変わる。

 「待ち合わせや、子どもを抱っこして疲れた時の休憩など日常使いをしてもらえれば。今後は、ワークショップや作家を集めるマルシェイベントなどもしたい。不安もあるが、自分たちのできることをちょっとずつやっていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は12時~17時。日曜、月曜、隔週土曜定休。予約不可。

※予約方法に変更がありました。詳細はツナグ茶房のインスタグラムで確認できます(6月3日更新)

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