近鉄奈良線・瓢箪山駅北側の瓢箪山中央商店街(東大阪市本町ほか、通称=サンロード瓢箪山)に現在、吹き流しなどの七夕飾りが設置されている。
以前は近くの山にササを取りに行き、近隣の幼稚園や保育園の園児が飾りつけをしたササを設置していたという同商店街。2017(平成29)年には吹き流しを購入し、園児らが作ったパネルとともに装飾していた。
昨年は、商店街内の対象店舗での買い物100円につき1枚進呈するポイントシール「サンチップ」の取り組み開始から30周年を記念した3月のイベントや、5月の「瓢箪山フェスティバル」を企画していたが、新型コロナウイルスの感染拡大により延期を決定。1年後に開催しようと準備を進めてきたが、今年のイベントも緊急事態宣言発出などにより中止した。
サンチップ30周年イベント開催の見通しが立たなくなったため、30周年を記念し、商店街に縁があるシンガー・ソングライターの西村加奈さんに作詞作曲を依頼し、テーマソングを制作。テーマソングをPRするため、西村さんをモデルにした商店街のイメージキャラクター「かなちゃん」を作成し、今月初旬からタペストリーを掲げている。
今年の七夕飾りは、アーケード内に色鮮やかな吹き流し60本を設置。セブン-イレブン前にはササを設置し、短冊に願い事を書くスペースを設ける。ササには、新型コロナウイルス終息への願いが書かれた短冊も見られた。
今年から各店には、同商店街マスコットキャラクターの「ひょうたクン」とイメージキャラクター「かなちゃん」の短冊を付けた風鈴を配布。6月23日ごろにはササの設置スペースに100個以上の風鈴をつるす予定という。
瓢箪山中央商店街振興組合事務局長の西仲則夫さんは「ライブ配信などはしているが、地域の人が参加できるイベントがまったくできていない。11月の瓢箪山音楽祭はなんとか開催できれば」と期待を寄せる。