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東大阪・森河内の「金木犀」がリニューアル コケテラリウム教室も

リニューアルしたテラリウムの陳列スペース

リニューアルしたテラリウムの陳列スペース

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 JR学研都市線、おおさか東線放出駅近くにあるコケの店「金木犀(きんもくせい)」(東大阪市森河内西1、TEL 050-3718-3332)がリニューアルし、1カ月が過ぎた。

カフェスペース

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 店主の本田敦子さんが実家の古民家を改装し、2016(平成28)年7月にオープンした同店。以前は息子が住んでいたが仕事で転勤となり、「放っておいたら家が傷んでしまう。家を守るために何かお店をしよう」と、勤めながら日曜だけ営業する店を開いた。

 庭には樹齢120年のキンモクセイのシンボルツリーがあることから店名を金木犀とし、自身で改装を手掛けた。当初は、土間のスペースだけを店舗とし、信楽焼や万古焼、益子焼などの和食器と、友人の作る雑貨、コケ玉やコケ盆栽を販売していた。本田さんは「京都の寂光院に行った際、つくばいにコケが生えていたのを見て、緑色の透明な花みたいなものがびっしり生えていて、何かなと思ったらコケだった。それからコケに魅了された」と話す。

 オープンから1年ほどがたったころ、コケがブームになり始めた。何の店をしたいということもなく店を始めたが、コケテラリウムが売れるようになり、利用客からの勧めでコケの店にしたという。

 その後、勤めていた会社を辞め、昨年3月にはカフェをオープン。「自分で作った店なので、やり替えたい時にコツコツと改装をしている」と本田さん。今年の5月下旬には、テラリウムの陳列スペースや教室のスペースをリニューアルした。

 現在は、コケテラリウムやテラリウムのキット、材料となるコケや器などを販売。オーダーメードのテラリウムの製作や、同店で購入したテラリウムのメンテナンスも手掛ける。営業日の12時~と15時~の2回、コケテラリウム教室を開いており、「プレゼントなどに完成品を購入する人もいるが、利用者は教室が圧倒的に多い」という。イベント出展や出張教室も行う。

 コケの魅力について「チョウチンゴケが好きで、新芽が出てきた時のキラキラした感じがとてもかわいい。テラリウムは育てて1年か2年たったら自然な感じが出る」と、本田さん。「今後スタッフを雇えるようになって、もっとコケを充実させていければ」と意欲を見せる。

 営業時間は12時~19時。火曜・水曜定休。

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