近鉄大阪線・弥刀駅近くの「くらるカフェ」(東大阪市友井4、TEL 06-7713-0045)が7月13日、ローケーキの新商品「プティビジュー」とローデザートプレートの提供を始める。
オーナーの東谷朋美さんが実家敷地内の農機具置き場をリフォームし、2018(平成30)年10月にオープンした同店。築約100年の古民家で、壁や柱などそのまま使える所は残して改装した。店内に18席、犬同伴可能のテラス席6席、ガーデンテラスを設ける。敷地内の蔵では、ヨガやマッサージ、ポップアップショップなど、癒やしをテーマにしたイベントを開く。
東谷さんは、農薬や添加物を嫌う親が作る自然食を食べて育ったことから、ランチは、提携農家から取り寄せる自然農法の野菜を中心としたプレートランチ(1,265円)やランチコース(2,035円)などを週替わりで提供。ご飯は土鍋で炊き、調味料も可能な限りオーガニックにこだわる。
ローフードマイスターのライセンスを持つ東谷さんはパティシエの高木咲季さんと共に、ローケーキを開発。「ロー」は「生」の意味で、加熱をしないことで素材の栄養素や酵素が取れるケーキ。卵やバター、小麦粉、牛乳、白砂糖などは使わず、「ナッツとドライフルーツ、スピルリナなどのスーパーフードを使うことで、より体に優しく栄養素を摂れるケーキにした」という。
以前から、コースのデザートとしてカットしたローケーキを付けていたが、「ローケーキを食べたことがない人にも興味を持ってもらえるよう見た目もかわいくし、一度にいろんな味を試してもらいたい」と、4つの小さなローケーキをセットにした「プティビジュー」を開発。6月に百貨店の催事限定品として販売した。7月13日からは店内でも、プティビジューを1つから注文することができるようになる。価格は1つ450円~500円。テークアウトにも対応する。
同日から、ローアイス2種、プティビジュー、ローケーキ、アボカドチョコムース、ローチョコを一皿にのせた「ロースイーツプレート」を用意。ローケーキに詳しい人にブレンドを依頼したハーブティーとセットで提供する。価格は2,000円。「コーヒーだとローケーキの味が感じられず、繊細な味を際立たせようと、ハーブティーとセットにした」という。
東谷さんは「食べ物でも心の面でも、ここに来るだけでリゾートに行ったような充実感が得られる場所になれば」と話す。
営業時間は11時~18時(ランチは11時~15時)。月曜定休(祝日の場合は営業)。予約優先。