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高井田にドローン施設「フライトベース東大阪」 空きスペースを活用、体験会も

DRONE HEROESの田中愛梨社長

DRONE HEROESの田中愛梨社長

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 DRONE HEROES(東大阪市川俣1、TEL 06-6618-7307)が8月1日、ドローンレースイベントやドローンスクールなどを展開する総合ドローン施設「フライトベース東大阪」をオープンした。

ドローンレースイベントができるよう駐車場をリフォームした

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 社長の田中愛梨さんは、元はアパレル企業に勤めていたが2018(平成30)年、建設業を営むTECNES(同)ドローン事業部の立ち上げメンバーとして参画。当時はドローンの知識は無く、「できるか分からないが可能性を感じなければ1年でやめようと思っていた」というが、DJI CAMPインストラクターや農薬散布インストラクター、Phantom 4 RTK写真測量インストラクターなどの資格を取得。「今までほかに熱心に取り組んだものや誇れるものがなかったが、ドローンの技術を身につけたことが自信になった」といい、「もっとドローンを広めたい」と昨年12月、TECNESグループ企業として法人化した。

 同社では建設業のノウハウを生かしながら、点検や測量などの産業分野、ドローン空撮によるプロモーション用の映像制作を手掛けるほか、ドローンの普及にも力を入れる。企業でのドローン講習や教育機関での授業などスクール事業を行いながら、同社1階の駐車場をリフォームし、TECNESが稼働していない時間帯に同スペースを活用するドローン施設を開いた。

 同施設は通常、大型車の駐車場として利用しているため、現在はイベントと体験会のみ行う予定。レースで使う設備や機材は設置しているが、「LEDの装飾など、クラウドファンディングを活用しながら完成させていきたい」と話す。「国内ではドローンレースはまだ少ないが、海外では大きな大会があり夢がある。子どもたちにドローンレーサーになりたいという選択肢を持ってもらえるようになれば」と田中社長。

 同社では、ドローンを通じた女性活躍推進、空きスペースの活用による地方創生を理念に掲げており、「東大阪でドローンを盛り上げて、それを地方に展開したい」としている。「ドローンを働き口の一つとし、住みながら学べるスペースを作りたい」と、第2の拠点として沖縄の人口が減少している村を選び、シングルマザーや移住者がドローンを学び、自然環境を守る女性チームを作る取り組みを始めているという。

 8月9日には、ドローンスクールと体験会開催に向けた無料セミナーを開催する。初心者でも受講できる内容で、フェイスブックとユーチューブで配信する。配信時間は20時~20時40分。

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