東大阪経済新聞を運営するエクス(大阪市)が8月24日、「ものづくり川柳 2021」の作品募集を始めた。
1994(平成6)年の創業以来製造業に焦点を当て、生産管理パッケージ「Factory-ONE 電脳工場」シリーズなどの開発・販売・サポートを手掛ける同社。2014(平成26)年には東大阪サテライトオフィスを開設。2015(平成27)年6月には東大阪市内のビジネス&カルチャーニュースを発信する「東大阪経済新聞」の配信を始めるなど、「ものづくりのまち東大阪」に密着した事業を展開している。
同社では、「製造業は肉体労働や技術職の堅いイメージがあるが、川柳をきっかけに『ものを作る』面白さや楽しさが伝われば」と、2015(平成27)年に第1回「生産管理川柳」を開催。2018(平成30)年から名称を「ものづくり川柳」に改めた
昨年は1512人、5011作品の応募があり、特賞には「低速化 うちのラインは 5爺(ファイブじい)」が選ばれた。「昨年は家にいる機会が多く、応募がないのではと心配したが、ご家庭からも多く応募があり、身の回りの『ものづくり』についての作品を楽しく選考させてもらった」と、セールスプロモーションチームの中上桂さん。ものづくりの製造現場や「匠(たくみ)の技」、「AI」「DX」「5G」を読んだ川柳のほか、昨年は、「マスク」「テレワーク」「3密」など、新型コロナウイルス感染症にちなんだ作品も多く見られた。
作品は10月31日まで募集し、11月17日に第1次選考で選んだ作品を同社ウェブサイトに掲載。一般からの投票で、特賞1点、優秀賞9点を決める。特賞には3万円分、優秀賞には5,000円分の商品券を進呈する。
中上さんは「今年もコロナ禍という状況は変わらないが、どなたでも『ものを作るときに感じること』を17音に表現し、応募してほしい」と呼び掛ける。
作品は、同社ウェブサイトのフォームから応募できる。