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布施戎神社近くに点心専門店「福福」 「七福ちまきを東大阪の名物に」

店主の平賀俊也さん

店主の平賀俊也さん

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 近鉄布施駅南側にある商店街「グリーンの町中央会」内に点心専門店「福福」(東大阪市足代1、TEL 06-6225-4955)がオープンして2カ月がたつ。

七福ちまき「たい」

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 店主の平賀俊也さんは「これまで、ナイトフリーマーケットを開催するなど布施でまちづくり活動を行ってきたが、その中で、布施には土産物がなく、街にはいろいろなところに『えべっさんの街』と書かれているが、えべっさんをモチーフにしたものがない。なんで今までなかったんだろうと思った」と話す。

 「意味のあるものを作りたいし、プレゼントや手土産にできるものは何か」と考え、子どものころ、父が作ったちまきを食べたことを思い出し、「笹はえべっさんと関係があるし、抗菌作用もあるといわれている。縁起の良い具材を使った7種類のちまきを作ろうと思いついた」と平賀さん。

 平賀さんの父・正夫さんは以前、ホテルの四川料理店で料理長を務めていたが、3年前に定年で退職。正夫さんに「東大阪の名物を作りたいから力を貸してほしい」と相談したところ、「家からも近いしやろうか」と、商品開発が始まり、8月10日に店をオープンした。

 ちまきの具材は、イノシシ、カニ、エビ、栗、ウナギ、鶏、タイの縁起が良いといわれる7種類の食材を選び、それぞれ、無病息災、学業運、不老長寿などの意味を持たせ、7つのちまきをそろえる。単品は340円~、7種セットの「七福ちまき」は3,250円。「国産車エビや鹿児島産ウナギ、牛窓のイノシシなど、国産の素材を使っている」という。ちまきはマイナス30度で急速冷凍したものを販売し、今月から店頭での地方発送受け付けも始めた。

 えびすまんじゅう(300円)は、淡路島産ブランド豚のえびすもち豚を100%使い、キャベツ、タケノコと合わせ、中華みそを効かせた大きな豚まん。平賀さんは「この豚を見つけた時に、これやって思った」と笑う。数量限定。一口サイズの小さな豚まん「福福まん」は5個425円、シュウマイは6個370円。

 現在、通信販売の準備中で、「これからお歳暮セットも作っていく」と平賀さん。「今後は季節限定商品なども出していきたいし、イベントがあれば積極的に出ていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~19時。火曜定休。

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