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東大阪の古民家でスツール作りワークショップ 未就学児も工具使い奮闘

自分で作ったスツールに満足

自分で作ったスツールに満足

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 ワークショップ「古民家でモノ作り体験 家具職人になってスツールをつくろう!」が10月16日、東大阪市指定文化財「旧河澄家」(東大阪市日下町7)で開かれた。

10年後の自分へのメッセージ

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 東大阪市内全域でさまざまな体験ができるイベント「ひがしおおさか体感まち博2021」の1プログラムとして開催した同ワークショップ。キッズ&ファミリー向けのエデュケーションコンテンツを企画するねじ商社コノエ(新庄西4)の「にじいろのネジプロジェクト」が企画した。

 スツール作りの前には、ねじにまつわる問題をクイズ形式で出題する「ねじクイズ」を行った。「ねじは何でねじっていうの?」「虫の名前が付いているねじがあるよ。何の虫?」などと出題し、ねじに対する理解を深めた。

 スツール作りの最初は、足を台座に取り付ける作業。足になる部分には、ハンガーボルトにナットを2つ付け、プライヤとレンチでねじを埋め込む作業を行い、参加した児童らは慣れない工具を使いながら奮闘した。次は座面に生地を貼る作業で、30種類以上の中から選んだ生地を座面にかぶせ、ハンドタッカーで固定する。タッカーの音が大きく、驚く子どもも見られた。

 座面の底板には思い出になるようにと、メッセージやイラストを書くよう促し、10年後の自分に当てたメッセージや、スツールを作った際の気持ちなどを思い思いに書いた。子どもがスツールを作る間、保護者はスツールに取り付けるプレートへの彫金を体験。子どもの名前や作った日の日付などを彫り込んだ。

 参加した市内に住む70代女性は「力を入れるのが難しかったが、丁寧に説明してもらったり手伝ってもらったりして満足できるものが完成した。帰ってから置く場所を考えたい」と笑顔を見せる。工具を使いこなしていた未就学の女の子は「うれしい」と自分で作ったスツールに抱きついていた。

 同ワークショップは、10月30日の10時30分~と13時30分~も開催する。

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