近鉄奈良線瓢箪山駅北側にある瓢箪山中央商店街(通称=サンロード瓢箪山)と駅南側にあるイナリ前商店街(通称=ジンジャモール瓢箪山)で10月28日~31日、ハロウィーンイベントが行われた。
ジンジャモール瓢箪山のマスコットキャラクター「ひょこタン」もハロウィーンの衣装で登場
ジンジャモール商店街では28日、近隣の幼稚園・保育園・こども園の子どもたちを商店街に招き、ハロウィーンイベントを行った。同商店街でのハロウィーンイベントは今年で3回目。仮装した10園約350人の園児が時間差で商店街を訪れ、店主らに「ハッピーハロウィーン」「トリック・オア・トリート」と声を掛け菓子をもらって回った。
今年は商店会が店主らにも仮装を呼び掛け、さまざまなキャラクター姿や着ぐるみ姿で参加。交通整理をするスタッフも増員し、キャラクターに扮(ふん)したスタッフが誘導した。
サンロード瓢箪山では昨年まで、加盟店にハロウィーンの装飾品を配布して売り出しを行っていたが、今年初めて売り出しに合わせてハロウィーンイベントを企画。「関西の経済・経営・地域社会」について学ぶ大阪樟蔭女子大学(東大阪市菱屋西4)ライフプランニング学科ライフデザインコースの学生が授業の一環として企画立案に携わった。
学生たちは、商店街の現地調査から商店街が抱える問題の解決策として「商店街になじみのない若者層の利用客を増やす工夫が必要」と結論付け、キャンドルナイト、フォトスポットの設置と装飾、商店街マスコットキャラクター「ひょうたクン」の仮装衣装製作や、イベント告知ポスターのデザインなどを手掛けた。
同商店街からは16店が賛同し、ハロウィーンモチーフを身に付けた子どもたちに菓子を配布。同商店街事業部長の東野公一さんは「イベントに参加した子どもが大きくなった時に商店街のことを思い出してくれたら」とほほ笑む。