さわかみ関西独立リーグの球団「06BULLS(ゼロロクブルズ)」(東大阪市吉田本町)が11月12日、2022シーズンの新体制を決定し、ヤクルトスワローズなどで活躍した藤井秀悟さんがGM補佐兼投手コーチに就任すると発表した。
藤井さんは1977(昭和52)年生まれ、愛媛県伊予市出身。愛媛県立今治西高校から早稲田大学に進み、2000(平成12)年、ヤクルトに入団。翌2001(平成13)年には14勝を挙げ、最多勝のタイトルを獲得した。現役時代は4球団を渡り歩き、引退後は2015(平成27)年~2019年に読売ジャイアンツで打撃投手、2020年~2021年は横浜DeNAベイスターズで球団広報兼打撃投手を務めた。
藤井さんの入団について06ブルズは「独立リーグは球団数も増えて良い逸材の奪い合いになり始めているため、選手獲得の概念からも環境面を充実させたいと考えていた。現在のリーグはレベルが低いこともあり、リーグの価値、チームの価値を高めるため、指導者の充実、生活面の安定、セカンドキャリアの成功が課題となっており、今季でDeNAを退団する藤井さんにオファーをしたところ快く受けていただいた」と話す。
藤井さんはDeNAで球団広報と打撃投手を務めていたことから、同球団では「球団広報を務めていた経験を運営側に、2度の開幕投手、セ・リーグ最多勝を獲得した経験と、速球派ではなくても勝ち上がってきた技術面などを当球団の若手投手に伝えるコーチの両軸で活躍してもらいたい」と期待を込める。
藤井さんは「チーム、選手と一緒に挑戦、成長していきたい。今まで以上にファンの皆さまに応援してもらえるチームになるよう尽力したい」とコメントを寄せた。