東大阪市が11月20日、東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)を会場にしたフォトウエディング企画「セルフロケフォト in 花園ラグビー場」を行った。
東大阪市のマスコットキャラクター・トライくんも会場に駆け付けた
市では、2018(平成30)年度から昨年度まで、市役所に婚姻届を出したその日に庁舎内で簡単な結婚式を挙げる「届け出挙式」を開催。市への愛着を深め、定住促進につなげたいと企画したもので、昨年度は新型コロナウイルスの影響で結婚式ができなかった2組が、「いい夫婦の日」の11月22日に本庁舎22階展望フロアで式を挙げた。
「届け出挙式は2~3組しか参加してもらえないので、もっと多くの人に楽しい思い出を作ってもらいたい」と今年は、花園ラグビー場でのフォトウエディングを企画。2021年度中に東大阪市に婚姻届を提出し、婚姻後も東大阪で居住する夫婦が対象で、14組が応募し、当日、12組が参加した。
メイン撮影会場となった第1グラウンド南側ゴールポスト付近では、プロのカメラマンを配置して撮影。会場で用意したブーケやベールなどの小物を使い、カメラマンの指示でさまざまなポーズで撮影をした。当日は、ラグビーワールドカップ2019で選手が使ったロッカーや西側スタンドなども開放して持参したカメラで自由に撮影できるようにし、一緒に参加した家族や友人らと思い思いの写真を撮影していた。過去に花園で試合に出場したことのあるラグビー経験者や、日本代表ジャージーで撮影する人の姿も見られた。
11月6日に結婚したばかりという夫婦は「婚姻届を取りに行った時にチラシをもらって知って参加した。花園ラグビー場に入ったのは花火大会以来で、ロッカールームなどを見て、ほんまにここで試合が行われたんやと実感できた」と話す。「グラウンドに入れることはなかなかないと思うので、写真に残すことができてよかった」と笑顔を見せる。