近鉄大阪線長瀬駅近くの「アーユルヴェーダ食堂」(東大阪市小若江1)が1月24日、オープン1周年を迎えた。
ヨガのインストラクター資格取得のため、インドの伝承医学アーユルヴェーダを学んだという店主の高木麻衣子さん。産前・産後ヨガ、キッズヨガのインストラクターとしてヨガを教えていたが食の方に興味があったため、4年半ほど前に大阪市北区中崎町にある知人のヨガ教室を間借りし、月に2回、食堂の営業を始めた。
間借りしていた店が閉まることになり、「もっとアーユルヴェーダ養生食をいろんな人に食べてもらいたい」と、自宅のある東大阪市内への移転オープンを決意。以前の店も長屋で、その雰囲気が好きだったことから、路地に入った隠れ家的な雰囲気の築100年ほどの長屋を借りたという。
店内には、カウンター席、テーブル席、座敷席合わせて11席を設ける。「もりもり合わせプレート」(1,000円)は、カレーをメインに9~10種の副菜を盛り合わせたプレート。肉は使わず20種以上の野菜を使っており、「野菜はできるだけ無農薬の物を使っている」という。
スイーツは、小麦や卵、白砂糖、乳製品などを使わないグルテンフリーの米粉スイーツ(500円)を1~2種類用意。季節の食材を使ったタルトやスパイスケーキなどで、「アレルギーのある人など、遠方から買いにきてくれる」と高木さん。
同店では月3回、「アーユルヴェーダ養生食マスター講座」を開講。高木さんが講師となり、アーユルヴェーダの基礎理論や「食」に関わる理論、スパイス学などの座学と実習を組み合わせた全6回講座を開く。受講料は5万5,000円(材料費、テキスト代含む)。
オープンから1年がたち、以前の店からの利用客やアーユルヴェーダに興味がある人、オーガニックやスパイスカレーが好きな人、インスタグラムを見てきた人などが来店しており、「40歳前後の健康意識の高い主婦の利用が多い」という。
高木さんは「アーユルヴェーダを通して心と体を健康にできる場所にできれば。スパイスや米粉クッキーの店頭販売、ワークショップやヨガ教室などもしていけたら」と意欲を見せる。
営業時間は11時30分~18時。営業日はSNSで発信する。