東大阪ツーリズム振興機構(東大阪市荒本北1)が2月14日、「自社の取り組みを全国区のニュースに!『事業者向け実践的PRセミナー』」を開いた。
東大阪市内の事業者と体験型コンテンツを開発し、一定期間に集めてイベントとして開催する「ひがしおおさか体感まち博」を毎年秋に開催する同機構。同イベントに参加する事業者向けに不定期でさまざまなセミナーを開催しており、今回は市内の事業者が市内外に情報を発信できるようになるよう、PRセミナーを企画した。
講師は、雑誌「宣伝会議」が行うPRセミナーや地方自治体主催の地域活性化促進セミナーの講師などを務めるPRコンサルタント・コピーライターの菅野夕霧さん。前半は、ウェブメディアで話題となった店や企業、ローカルニュースの事例を挙げ、メディアに取り上げられる話題づくりの仕掛けを解説。ネットで話題になったものが後にテレビで取材された事例などを紹介し、大手企業でなくても地方や地域のニュースが全国区になったケースを紹介した。
後半では、自社の取り組みがニュースになったと想定し、文字数の違う2パターンのニュースタイトル案を考えるワークショップを行った。参加者それぞれが書いたワークシートを紹介し、内容が伝えられているか、広告っぽい表現になっていないかなどを確認した。
参加した20代女性は「一人一人添削していただけたのが学びになった。ニュースと広告は違うということをしっかり頭に置いてプレスリリースに挑戦したい」、30代男性は「広告とニュースの違いや、少ない文字数の中でいかに内容を理解してもらうかなど勉強になった」と話す。