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近鉄バスが電気バス初導入 大阪東部で2路線運行、東大阪で出発式

セレモニーの様子

セレモニーの様子

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 近鉄バス(東大阪市)が2月15日、初導入した電気バスの運行開始を前に東大阪市役所前で出発セレモニーを行った。

近鉄バスの塩川耕士社長

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 近鉄バスと東大阪市、関西電力の3者は昨年、相互に環境対策を強化することで市民サービス向上と脱炭素社会の実現に寄与することを目的に、「東大阪市域の環境対策等の強化に関する連携協定」を締結。同協定の一環として、走行中に二酸化炭素や大気汚染物質を排出することがなく、騒音や振動を抑えられる電気バスの導入に至った。

 導入するのは、BYDジャパン社製の小型電気バス「J6」(乗車定員25人)2台。3時間の充電で200キロ走行できる。近鉄八戸ノ里駅前と市立東大阪医療センターを結ぶ「東大阪病院線」、近鉄上本町駅とJR桃谷駅前を結ぶ「警察病院線」の2路線で2月17日から運転を行い、災害時には電気バスの蓄電池を非常用電源に転用することも可能という。

 電気バス出発セレモニーで、近鉄バスの塩川耕士社長は「東大阪市に本社を置く近鉄バスとしては、初めての電気バスを東大阪市内で初めて運行するというのは大きな喜び。地元である東大阪市域の環境改善に少しながら役立てるのでは。東大阪市内、大阪府東部地域でどんどん電気バスを運行して、少しでも環境対策に寄与したい」とあいさつした。

 野田義和東大阪市長は「バスという公共交通がカーボンニュートラルを目指すということは、ゼロカーボンを目指すわれわれのまさにシンボリックな存在」、関西電力の大川博己常務は「EVバスの運行に合わせた最適な充電、放電のエネルギーマネジメントシステムを作るのがわれわれの役割。今後もバスをEVバスに変えていくということなので、この2台のバスのデータを参考に最適なエネルギーマネジメントシステムを構築していきたい」と話す。

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