東大阪市民美術センター(東大阪市吉田6、TEL 072-964-1313)が現在、日本庭園を期間限定公開している。
同館では昨年初めて、桜の咲く時期に合わせて日本庭園を公開。茶会や作品の展示スペースとして茶室を使う時以外は入場できなかったが、これまで来館したことがない人にも来てもらって芸術の普及をしようと企画した。
今年は2月22日から3月13日までの梅の咲く時期にも公開。同館センター長の小林亮介さんは「天気がいい日は立ち寄ってくれる人が多く、写真を撮る人のほか、写生をする人もいる」と話す。現在、日本庭園では、シダレザクラやユキヤナギ、乙女椿の鑑賞を楽しむことができ、公開期間中、館内を巡るクイズラリーを開催する。入場無料。
同館では昨年秋から、さまざまな芸術に触れられる「1日体験」を始め、今後は春と秋に開く。3月29日10時~12時には絵手紙(参加費1,100円)、12時30分~14時30分には鳥獣戯画に挑戦する「新感覚日本画」(同 1,500円)、14時~15時30分には初心者歓迎のオカリナ体験(同 500円、オカリナは別途900円で購入可)を開く。申し込み・問い合わせは電話で受け付ける。
4月23日は、お気に入りの日用品や、屋外で採取した木や石などを箱の中に配置してオリジナルのアートボックスを作るワークショップを開催する。対象は小学生以上で、参加費500円。申し込みは専用フォームと往復ハガキで受け付ける。締め切りは4月10日。
小林さんは「日本庭園があることを知らなかったという人も多く、新しい人が来てくれていると感じることができてうれしい。四季折々、日本庭園を使うことができたら立ち寄りやすい場所になるのでは」と話す。
日本庭園の入場時間は10時~16時。3月27日はライトアップし、20時まで開館する。4月3日まで。