近畿日本鉄道(大阪市天王寺区、以下、近鉄)が4月29日~5月8日、「東大阪市民ふれあい祭り」の開催を記念したオリジナル台紙付き入場券を販売する。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により2年連続で開催を延期していた「東大阪市民ふれあい祭り」。1978(昭和53)年に第1回を開催し、前回開催された2019年で42回目となった。近鉄布施駅から八戸ノ里駅北側を車両通行止めにする「ふれあい通り会場」と、「花園中央公園会場」で行い、前回は約50団体がパレードに参加。両会場合わせて約400店の模擬店が出店、約90団体がステージに出演した。
例年、前夜祭として日本民謡や河内音頭のステージ、東大阪市花園ラグビー場を観客席に花火大会が行われるが、今年は前夜祭を中止。5月8日の1日だけ開催する。
近鉄では3年ぶりに同イベントが開催されることを祝って、オリジナル台紙付き入場券の販売を行う。布施駅では、布施駅・河内永和駅・河内小阪駅・八戸ノ里駅の4駅をデザインした台紙を用意。布施駅では過去にも同イベントを記念した入場券の販売を行った。台紙には、1972(昭和47)年に撮影した布施駅・河内永和駅・河内小阪駅の写真と、1967(昭和42)年に撮影した八戸ノ里駅の写真、現在の4駅の写真をプリントした。
東花園駅での入場券販売は今回が初めてで、東大阪市のマスコットキャラクター「トライくん」とラグビーチーム「花園近鉄ライナーズ」のマスコットキャラクター「ライナマン」、名阪特急「ひのとり」、観光特急「あをによし」、観光特急「しまかぜ」をレイアウトした台紙となる。
価格は、布施駅オリジナル台紙(A4サイズ)=640円、東花園駅オリジナル台紙(A5サイズ)=160円。
広報部の杉山正樹さんは「3年ぶりに東大阪市民ふれあい祭りが開催されるに当たり、東大阪市を盛り上げようとの思いから記念入場券を製作し、発売することとなった。この機会に購入してほしい」と話す。