近鉄奈良線瓢箪山駅南側にあるイナリ前商店街(通称=ジンジャモール瓢箪山)と北側の瓢箪山中央商店街(通称=サンロード瓢箪山)で現在、こどもの日装飾を行っている。
ジンジャモール瓢箪山では15~16年ほど前まで、こいのぼりの装飾をしていたが近年はしておらず、昨年、「新型コロナウイルスの影響で沈んでばかりだし、少しでも子どもたちに楽しんでもらえたら」と、地域の園児が色を塗ったこいのぼりの装飾を企画した。
ぬり絵は同商店街のマスコットキャラクター「ひょこタン」がコイにまたがったデザインで、今年は近隣の幼稚園、こども園、保育園12園にぬり絵を配布。昨年は白と青のテープに貼り付け「こいの滝登り」をイメージしたが、今年はぬり絵とともにのぼりを配布。園児が色をつけたぬり絵を、各園でのぼりに貼り付けて仕上げた。
4月28日には、18本ののぼりを設置。趣味の店「たからや」の大東聖弘さんは、「取り付けている時から通りすがりの人がいいねって声を掛けてくれる。自分の子どもの塗ったこいのぼりを探して写真を撮っていく人も多い」とほほ笑む。
サンロード瓢箪山は「昔は町会でいらなくなったこいのぼりを集めて飾っていたが、最近はちびっこまつりがあったので装飾はしていなかった」という。新型コロナウイルスの影響でイベントが開けず、今年初めてアーケードに同商店街のマスコットキャラクター「ひょうたクン」やこいのぼりをデザインした幅3メートル20センチ、高さ1メートル10センチの横断幕を掲げた。
同商店街振興組合事務局長の西仲則夫さんは「こいのぼりを飾ろうと思ったが、アーケードがあって風が吹かず、こいのぼりらしくないので横断幕にした。道ゆく人にかわいいねって言ってもらっている。商店街では、5月下旬からは吹き流し、6月からは風鈴など七夕の装飾をする予定」と話す。
こいのぼり装飾実施は5月下旬まで。