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東大阪の「ツナグ茶房」、クラウドファンディングで商品先行販売 焼き菓子専門店出店へ

クラウドファンディングのリターン品

クラウドファンディングのリターン品

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 近鉄大阪線俊徳道駅、JRおおさか東線俊徳道駅前の「ツナグ茶房」(東大阪市永和1、TEL 06-6785-7488)が現在、オリジナル缶に菓子や文具を詰め合わせたセット商品の先行販売をクラウドファンディングサイト「Makuake」で行っている。

リターン品の文具Cセット

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 同店を運営するTSUNAGUは2016(平成28)年、就労継続支援B型事業所「ツナグ工房」を河内永和駅近くに設立。支援スタッフと利用者が作る雑貨やアクセサリーを販売しようと、カフェ「ツナグ茶房」を2018(平成30)年に工房の向かいに開き、昨年6月、工房とカフェを俊徳道に移した。

 「1年ほど前から、焼き菓子などテイクアウト専門の店をしたいと考えていた」と中村雄太社長。カフェでは、同店のキャラクター「さぼうくん」をあしらったパフェやスイーツが人気で、「これまではインスタグラムを見てパフェを目当てに来てくれる人が多いが、就労支援事業所が運営していることは、近隣の人以外にはあまり知られていない。リターン品の発送は1カ月後、2カ月後、3カ月後と待ってもらえるので自分たちのペースに合っているし、東大阪にこういう事業所があると知ってもらいたいとMakuakeにプロジェクトを掲載した」と話す。

 リターン品は、菓子缶などを製造する大阪製罐(岩田町2)にオーダーしたさぼうくんデザインのオリジナル缶に焼き菓子や文具などを詰め合わせたもの。「以前からさぼうくんのグッズも作りたいと思っていて、日常的に使いやすいものがいいのではと、ボールペンやノート、メッセージカードなどの文房具を作った」と話す。サブレ72枚を詰め合わせたクッキー缶は早々に完売した。クッキーの製造や詰める作業、発送業務などは、スタッフがついて利用者と共に行う。

 同店は就労支援事業所が運営するカフェであるため、通常、日曜は営業していないが、今回のクラウドファンディングではリターンの一つとして、桃を使う特別プレートメニューと文具缶、日曜営業予約席をセットにして用意する。

 焼き菓子は今秋から商品化に取りかかり、年明けには店を開く予定。

 営業時間は12時~17時。カフェ利用は予約制。日曜・月曜・火曜定休。クラウドファンディング締め切りは5月30日。

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