フードや雑貨店などが出店する第6回「コミュニティ★マーケット」が7月31日、JR俊徳道駅近くの高架下で開かれた。
メガネやメガネ型クッキーの販売、目のトレーニングを行う「レンズビーンズ」
主催する「アトリエN」(東大阪市横沼町)は、近鉄大阪線俊徳道駅と長瀬駅の間に昨年11月にオープンしたレンタルスペース。築70年の古民家をDIYし、ワークショップや個展、食品や雑貨の販売店など、曜日ごとに事業者が入れ替わり出店している。オーナーの西嶌みえさんは「俊徳道はお店が少なく、いろんなジャンルのものが集まる場所や食事をしに行くところも少ない。地域を盛り上げるための場所を作れればと、アトリエを開設した」と話す。
大阪外環状鉄道では、JRおおさか東線の高架下未利用地を活用して地域のにぎわいを創出するため、食料品や雑貨などを販売する事業者に無償で高架下の土地を貸し出しており、その協力を得て同アトリエは2月から毎月最終日曜、JR俊徳道駅近くの高架下でマルシェイベント「コミュニティ★マーケット」を開催している。
7月31日の同イベントには、西嶌さんの知り合いや地域の店舗を中心に14店が参加。西嶌さんは自身が経営するセレクトショップ「Trap」(横沼町2)で扱うマスタードやコンフィチュール、和菓子、アクセサリーなどを販売。メガネとカフェの店「レンズビーンズ」(俊徳町2)は、視力の測定や目の緊張をほぐすトレーニングの体験、メガネ型のクッキーの販売などを行う。
アーユルヴェーダ食堂(小若江1)はスパイスの量り売りをし、奈良の「こはら農園」は、自家農園で栽培した野菜を使った弁当や米粉を使ったマフィンを販売。不定期で店を開くベーカリー「まきとまパン」は、国産小麦を使った20種類ほどのパンやキンパを販売。キッズネイルやアンブレラアート、ホバークラフト作りなどの体験ブースも展開した。
次回は8月28日の開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大や暑さのため中止を決定。9月18日には子ども向けの縁日イベント「いろふる祭」、9月25日には第7回「コミュニティ★マーケット」を開催する予定。
西嶌さんは「布施など東大阪市内のほかの場所でイベントを同時開催し、回遊するようなイベントにできれば。東大阪の活性化のため活動する人や団体は多いので、俊徳道から輪を広げて一緒に盛り上げたい」と意欲を見せる。