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東大阪市花園ラグビー場で救命講習会 花園近鉄ライナーズ選手が受講

中消防署の職員と花園近鉄ライナーズの選手・スタッフ

中消防署の職員と花園近鉄ライナーズの選手・スタッフ

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 東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)で9月7日、東大阪市消防局中消防署による救命講習会が行われた。

胸骨圧迫の実技を受講するネスタ・マヒナ選手、竹田宜純選手、丸山尚城選手

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 9月9日の「救急の日」、9月4日~10日の「救急医療週間」に伴い、救命処置に関する意識向上や救急車の適正利用などを推進する消防局広報活動の一環。この日は花園近鉄ライナーズの選手・チームスタッフが参加した。

 座学では、AEDを使った心肺蘇生と胸骨圧迫の両方が必要な心肺停止者を想定し、AEDによる電気ショックを行わなければ救命率が1分ごとに10%低下することや、スポーツの現場では安静時より心臓突然死のリスクが17倍高まること、3分以内に電気ショックを行うことで7割の命を救うことができること、救急車が到着するまで全国平均で6分~8分かかることを説明し、救急車到着までの時間を埋めるのは倒れている人の近くにいるバイスタンダーと呼ばれる人で、現場に居合わせた人による一次救命処置が重要だと伝えた。

 DVDを使った講習では、救命処置の流れやAEDの操作方法、気道異物除去の方法を紹介した。その後はグラウンドに移動し、実技講習を行った。倒れた人を想定した人形を使い、意識があるかどうかの呼びかけや周囲にいる人への協力呼びかけ、胸骨圧迫、AEDの操作など、消防職員指導の下、救命処置の流れを体験した。

 講習に参加した竹田宜純選手は「本格的な講習を受けたのは今回が初めて。スポーツをしている時は17倍もリスクがあると初めて知った。いざこういう現場に出くわした時に1回やっているのとやっていないのとで違うと思うので、いい勉強になった」と話す。

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