ジャパンラグビーリーグワン・ディビジョン1の花園近鉄ライナーズ(以下、ライナーズ)とスーパーラグビーのメルボルン・レベルズ(オーストラリア)の選手が10月14日、小学校に登校する児童の見守り活動「愛ガード運動」に参加した。
愛ガード運動は、「地域の子どもは地域で守る!」「子どもの安全はみんなの力で!」を合言葉に、2005(平成17)年に始まった。PTA、保護者、地域が連携して、児童の登下校時見守り、通学路などの見回り、交通安全活動などのボランティア活動を行っており、現在、東大阪市内で約1万3000人が協力員として活動している。
ライナーズは、児童らと協力員との交流イベントに10年以上前から参加してきたが、昨年からはチームとして主体的に取り組もうと、愛ガード運動に参加。昨年は全選手参加で2月から5月の間、月に1回、東大阪市内の複数の小学校で登校する児童を見守った。
10月14日には、翌15日にライナーズと国際親善試合を行うメルボルン・レベルズのリチャード・ハードウィック選手、ジョシュ・ケメニー選手、ニック・ジョースト選手が、ライナーズのジェド・ブラウン選手、田中健太選手とともに参加。選手たちは旗を持って約30分間、東大阪市立英田北小学校の正門前の横断歩道で、信号が変わるたびに児童らに「おはようございます」と声をかけながら誘導した。
活動に参加したケメニー選手は「素晴らしい企画。子どもたちを地域の人が守る良い取り組み」、田中選手は「チーム名に花園と付いているとおり、地域の人に応援してもらいたいので地域密着の活動が大事。マスクはしているが子どもたちの笑顔が見られるいい取り組み」と話す。15日の試合について、ハードウィック選手は「2試合してからオーストラリアに戻る。明日、ライナーズと試合することは楽しみでしかない」と話す。
東大阪市花園ラグビー場第1グラウンドでは10月15日、11時30分から東海大大阪仰星対報徳学園の招待試合、14時5分からライナーズ対レベルズの国際親善試合が行われる。