見る・遊ぶ 暮らす・働く

FC大阪、最終戦でJ3参入決定 花園ラグビー場第1グラウンドに1万2183人

サポーターとともに記念撮影をするFC大阪

サポーターとともに記念撮影をするFC大阪

  • 23

  •  

 東大阪市をホームタウンとするサッカーJFLのFC大阪が11月20日、東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)で行われた最終戦のMIOびわこ滋賀戦で観客1万2183人を動員し、来季のJ3参入を決めた。

入場者数を発表

[広告]

 J3参入には、JFL4位以内で、かつ、Jリーグ百年構想クラブのうち上位2クラブに入るという成績の要件と、ホームゲーム1試合平均,2000人、15試合で3万人の観客動員の審査項目を満たす必要があり、最終戦前に成績要件はクリア。最終戦では3732人以上の観客を動員することが必要だった。

 試合開始前のステージには、今季限りで阪神タイガースを引退した糸井嘉男さんや、糸井さんの日本ハム時代のチームメートで、現・大阪ゼロロクブルズ監督の藤井秀悟さん、元ラグビー日本代表の大畑大介さん、櫻坂46の元メンバー・渡辺梨加さんたちが登場し、Jリーグ入りを後押しした。

 試合は前半34分、MIOびわこ滋賀が先制。FC大阪はシュート2本を放つもゴールは決まらず、前半はMIOびわこ滋賀の1点リードで折り返す。後半36分にはFC大阪の宇高魁人選手が同点のゴールを決め、1-1の引き分けで試合が終了。試合途中には観客数が1万2183人だったことが発表され、さらに場内が沸いた。同チームは最終順位2位で今季を終え、大阪で3番目のJリーグ入りを果たした。

 試合終了後の記者会見で塚原真也監督は「勝って終わりたかったというところが本音だが、1万2000人を超えるお客さんの前でしっかり昇格できたというのは一年間の成果が出たと思う。実際、どこまで皆さんが花園まで駆けつけてくれるかというのがわからなかったので、1万2000と出たときは、ゲーム中だったが僕はホッとというかうれしいというか、そういうポジティブな感情だった」と振り返る。

 来季以降に向けて近藤祐輔社長は「東大阪は中小企業のまちと言われている。大手資本に支えられているクラブがあるが、私たちはベンチャー。みんなに支えてもらいながら私たちも支えつつ、みんな一丸となって街が一体となって、新しい歴史を刻んでいきたい。J3入会が決まった瞬間からJ2への戦いが始まっている。そこにしっかり新しい道を刻めるように、東大阪の皆さまと手を取り合える関係を築いていきたい」と話す。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース