大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階展示コーナーで現在、2021年までに認定された「大阪製ブランド」22製品を展示している。
「大阪製ブランド」は、大阪府内のものづくり中小企業の優れた技術を活用した製品をブランド認証し、大阪のものづくり力のブランドイメージを高めるとともに自社製品開発の促進を目的に行う府の推進事業。応募企業が主体的に企画し、大阪府内で製造された最終製品が対象で、2012年度から現在まで、111社139製品が認定されている。認定製品は、大阪府や大阪産業局などが行う製品展示や商業施設での催事などのプロモーションにより、国内外に情報発信する。
同展では、2012(平成24)年度から2021年度までの「ベストプロダクト」22製品を展示。ベストプロダクトはロールモデルとなる、特に優れた取り組みにより創出された製品。大阪産業局の加藤冬華さんは「認定製品の中でも他社の手本になるような製品で、独自の技術や新しい視点がある物を選んでいる」と話す。
会場には、収納力のある手のひらサイズの財布「小さいふ。」や、大阪発祥の伝統技術「浪華本染め」(注染)で染め上げた日傘、短くなった1本の鉛筆の先端を凸型、もう1本の後端を凹型に削って2本の鉛筆を1本につなぐことができる鉛筆削り「TSUNAGO」、基板アートで関西の鉄道路線図を描写し、iPhoneが発する電波でLEDが光る「FLASH 関西路線図 iPhoneケース」、1枚ずつメモを切り離していくと世界遺産や国宝などの造形物が現れるブロックメモ「OMOSHIROI BLOCK」などが並ぶ。各製品の説明パネルにあるQRコードを読み取ると、詳細説明やオンライン販売サイトなどが表示される。
加藤さんは「多くの人が利用する図書館で、一般の方にも大阪の中小企業はこういう物を作ってると知ってもらいたい」と話す。
開館時間は9時~19時。2月9日休館。2月12日まで。