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花園近鉄ライナーズ、全選手・全スタッフで小学生の登校見守り ラグビー体験も

花園近鉄ライナーズの選手が小学生の登校を見守る

花園近鉄ライナーズの選手が小学生の登校を見守る

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 ジャパンラグビーリーグワン・ディビジョン1の花園近鉄ライナーズ(以下、ライナーズ)の全選手と全スタッフが3月2日、登校する小学生の見守り活動「スマイル愛ガード」とラグビー体験を行った。

英田南小学校の「スマイル愛ガード」に参加した選手たち

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 愛ガード運動は、「地域の子どもは地域で守る!」「子どもの安全はみんなの力で!」を合言葉に、2005(平成17)年に始まった活動。PTA、保護者、地域が連携して児童の登下校時における見守り、見回り、交通安全活動などのボランティア活動をしており、現在、東大阪市内で約1万3000人が協力員として活動している。

 ライナーズは、児童らと協力員との交流イベントに10年以上前から参加してきたが、2021年からはチームとして主体的に取り組もうと、愛ガード運動に参加。2021年は1回数人ずつの選手とスタッフが愛ガード活動に参加し、4回を通して全選手が東大阪市内の複数の小学校で見守り活動を行った。

 ライナーズでは1月からチーム内のコミュニケーションを深める「花園合宿」を行っており、本来はリカバリーの日だった3月2日、「全員が花園にいるので参加しよう」と、初めて全選手と全スタッフが同日に「スマイル愛ガード」活動に参加。市内11の小学校の通学路に立ち、「おはようございます」「自転車来るよ」などと登校する児童に声をかけた。

 スタッフが日ごろから行っている普及活動の一環として、当日は7校の1時間目にラグビー体験も開催。ラグビーボールを使ったゲームやタックル、ラインアウト体験などで汗を流した。英田(あかだ)南小学校に通い、ライナーズアカデミーに所属する児童は「みんな初めての体験で、ラグビーをやってくれる人が増えたらいいな。みんなとコミュニケーションが取れ、ラインアウトは初めてだったので楽しかった」と、うれしそうに話していた。

 ラグビー体験を終えた野中翔平キャプテンは「自分たちは今、ディビジョン1の中で苦しい状況の中にいるが、自分たちの好きなラグビーを心から、今日の子どもたちみたいに楽しめたらもっと良くなるんじゃないかと感じた。楽しむ気持ち、無邪気なところを見習わなければいけない。東大阪の人たちと一緒に結果も残したいし、喜びも分かち合いたいと思っているので、僕たちができること、地域の方々にできることをしっかりやりたい。時間のある時はラグビー場に寄っていただきたい」と話す。

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