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東大阪・ドリーム21のプラネタリウムがリニューアル 寝転んで鑑賞するスペースも

リニューアルオープン記念式典の様子

リニューアルオープン記念式典の様子

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 東大阪市立児童文化スポーツセンター「ドリーム21」(東大阪市松原南2、TEL 072-962-0211)のプラネタリウムが4月1日、リニューアルオープンする。

新たに導入した投影機「ケイロンIII」

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 同館は、科学・文化・スポーツを通じて人間性豊かな子どもの育成を図ることを目的に、1991(平成3)年4月に開館。スポーツホール「のびのびひろば」、プラネタリウム「うちゅうひろば」、科学展示室「たんけんひろば」、多目的文化ホール「ほしっこひろば」の4つの施設を備える。

 プラネタリウムは、開館以来初めての全面リニューアルで、投影機は五藤光学研究所(東京都府中市)の「ケイロンIII」を導入。東大阪市教育委員会によると世界最高峰の光学式プラネタリウムで、10億個を超える星の数で天の川を再現できるよう、東大阪市専用にカスタマイズされているという。最新の全天周デジタル映像システムと連動させたことにより、これまで以上に美しい星空と迫力ある映像が見られ、プラネタリウムシステムと音響・照明設備を連携することで繊細で迫力ある音響演出を実現した。

 投影機や音響・照明設備の入れ替えとともに、座席や床、ロビーも一新。内装は緑を基調とし、芝生や草むらで寝転びながら星空を見上げるような感覚が味わえるようデザインした。席数は260席から180席に減らし、座席幅を48センチから55センチに広げてゆっくりと鑑賞できるようにし、ペアシートや寝転んで見上げることができる多目的シートなど、多彩な観覧席を設置する。車椅子席の増設や車椅子用の階段昇降機の設置、聴覚障害者用の磁気ループの設置など、バリアフリー化も進めた。

 同施設には、東大阪市内のものづくり企業の製品を採用。座席のヘッドカバーには、ニット糸メーカー「エップヤーン」(菱江2)の高品質Tシャツブランド「東大阪繊維研究所」のTシャツ生地を採用し、多目的スペースには、ビーズ(川俣1)のキャンプ用品ブランド「DOD(ディーオーディー)」のエアマット「ソトネノサソイ」を導入し、東大阪らしいプラネタリウム空間を創出した。

 投資額は約2億9,000万円。コロナ以前は年間4万人強が入場しており、リニューアル後は30%以上の入場者数増加を見込む。

 3月26日にはリニューアルオープン記念式典が行われ、招待された約100人が参加。4月1日から投影するケイロンIIIの機能紹介番組とリニューアル番組「わたしはだれ?」を一足早く楽しんだ。野田義和東大阪市長は「(このプラネタリウムは)世界トップクラスの施設として生まれ変わった。子どもたちにはこのプラネタリウムを見て、世界トップクラスの夢を作ってもらいたい。限られた資源だが、リニューアルできるところはリニューアルして、次の世代の子どもたちに手渡せるようやっていきたい」と話す。

  開館時間は9時30分~17時。月曜、祝日の翌日、年末年始は休館。プラネタリウムの入場料金は、大人=600円、高校生=300円、4歳~中学生=200円。

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