元高田川部屋力士によるちゃんこ振る舞いイベントが4月23日、東大阪市立八戸の里小学校(東大阪市下小阪5)で開かれる。主催は八戸の里照明委員会。
ちゃんこを振る舞うのは、近鉄河内小阪駅南側に店を構える「おでんとホルモン煮 須磨」(小阪本町1)。神戸市須磨区出身の高田川部屋・元須磨ノ海の大西遼さんが昨年3月に力士を引退し、5月に開店した。「相撲をやめたらちゃんこ屋というのはレールに乗っているようで嫌だった」と、自身の好きなおでんとホルモンの店とした。
同店はスカイドーム小阪本通商店街から路地を入った「ウラ小阪 フクフク横丁」にある。大西さんは「入門してから1、2年で大阪場所の宿舎が東大阪に移り、引退まで12、13年、毎年大阪場所の時には小阪に来ていたので知り合いも多い。大人の隠れ家のように1人でもふらっと寄ってもらえるような店にしたいとウラ小阪に出店した」と話す。
立ち飲みスタイルの同店では、大西さんが「いろんな店を食べ歩いて試行錯誤した」というおでん24種(100円~)やホルモン煮(400円~)、一品メニュー「つっぱりメニュー」数種類を提供。とろろ昆布をのせる大根やパプリカを入れたつくね、トマトとチーズを巾着に入れる「トマチー」など、大西さんが店のだしに合うよう工夫したメニューが並ぶ。
小学校でのちゃんこ鍋の振る舞いは現役の頃から行っていたといい、同店では地域のイベント時と合わせて1年に2回行っている。今回は1000食を無料で振る舞う。1人1食のみ。
大西さんは「多くの方にイベントに来てもらい、店の名前を知ってもらえたら。地域の人だけでなく、遠くの方も来てほしい」と呼びかける。
12時開始。場所は西校舎1階。