近鉄奈良線・河内小阪駅近くのオープンスペース「キッズ&ママラボ」(東大阪市小阪本町1)で2月14日、「ちびっこ向け初めての落語 バレンタイン編」が開かれる。
駅周辺の商店街と、大阪樟蔭女子大学、地域計画建築研究所、週刊ひがしおおさかが2013年から取り組む「キッズファースト商店街事業」の一環。
子どもに優しく商店街の活性化につながるイベントを企画している同事業では昨年10月、空き店舗を活用し子育て中の母親と子どもが集まることができる拠点「キッズ&ママラボ」をサンロード小阪商店街内にオープン。子育てに関する講座や親子で参加できるイベントなどを展開している。
落語会は、同スペースで出張工作教室などを開催する「おまけ文化の会」が企画した。同会が支援する「豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」(下小阪5)でも落語を披露した江戸落語真打の三遊亭歌橘(さんゆうていかきつ)さんを招く子ども向けの落語会とした。
歌橘さんは、1976(昭和51)年栃木県足利市生まれ。15歳で三代目三遊亭圓歌さんに入門し、1997年に初高座。1995年には二ツ目に昇進し、2007年には約2カ月間で全30の海外公演を行った。2008年に真打に昇進し、三代目三遊亭歌橘を襲名。テレビでは「かきつっち」の愛称で親しまれ、落語ワークショップなども積極的に行っている。
当日は、バレンタインデーにちなみ、恋をテーマにした落語を披露する予定。同会の磯田武士さんは「歌橘さんのキャラクターで落語に親しみやすくしてくれると思う。関東の落語を聞けるチャンスなのでこの機会に参加してもらいたい」と、来場を呼び掛ける。「大人だけの観覧も大歓迎」とも。
開催時間は、第1部=11時~12時、第2部=13時30分~14時30分。入場料1,000円。予約はヴィドフランス小阪店(TEL 06-6721-1455)で受け付ける。