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東大阪・瓢箪山の「KITCHEN Ohana」が1周年 2段プレートランチが人気に

向畑順子さん(左)と山際暁音さん(右)

向畑順子さん(左)と山際暁音さん(右)

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 近鉄奈良線瓢箪山駅前の「KITCHEN Ohana(キッチン オハナ)」(東大阪市本町、TEL 072-986-3338)が6月23日、開店1周年を迎える。

2段プレートで提供する「Ohanaランチ」

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 向畑俊哉さん・順子さん夫婦と娘の山際暁音さんが経営する同店。1989(平成元)年から瓢箪山駅南側の近鉄バス「瓢箪山駅前」バス停留所前で居酒屋「ばす亭」を営んでいたが、2019年11月にバス停留所が廃止。順子さんは「隣のドラッグストアも閉店して辺りが暗くなった」と話す。宴会がメインだった同店はその後、新型コロナウイルスの影響で営業ができなくなり、2021年12月に閉店した。

 「もともとおしゃれなカフェ風ランチメインの店をしたかったので、瓢箪山駅周辺で昼と夜営業ができる少し小さめの店を探していた」と暁音さん。店名は「家族で経営していることもあるが、お客さまや地域の人たちと絆を深め、家族のような関係を築きたい」(暁音さん)との思いから、ハワイ語で「家族」を意味する「Ohana(オハナ)」とした。「温かみとグリーンにこだわった」という店内には、カウンター席とテーブル席を合わせて27席を設ける。

 「外食が好き」という順子さんと暁音さんは「外食だと栄養の偏りがあるのが気になる。偏りを気にせず、いろいろな種類をチョコチョコと食べられる、この辺りにない物を提供したい」と、メニューを開発した。

 「Ohanaランチ」(1,300円)は、週替わりのメイン料理、5種類ほどの副菜とサラダ、ご飯、みそ汁のセットを2段プレートで提供する。ご飯は白米と雑穀米から選ぶ。暁音さんは「食器をそろえようと道具屋筋で見ていたところ、アフタヌーンティー用のスタンドが売られていて、これだとすぐに決めた。旬の物や色合い、見た目も意識している。料理を運んだ時に、お客さんがわぁと笑顔になるのを見るのが好き」と話す。

 メニューは、メイン料理と副菜2種の「プレートランチ」(1,100円)、黒毛和牛焼きしゃぶランチ(1,980円)、オリジナルカレー、野菜カレー(サラダ付き、各980円)、お子さまカレープレート(580円)を用意。スイーツは、アフォガード(500円)、クロッフル(720円)、「本日のデザート」(580円~)。8種のコーヒーメニュー(450円~)やアルコール類も提供する。以前はディナータイムの営業もしていたが、現在はランチタイムとカフェタイムのみ。ランチタイムの予約は、11時~12時45分、13時~14時30分の2部制。

 オープンから1年がたち、「この業態で地域になじむことができるか不安だったが、地域の人や常連さんの温かさを感じている。変化をしないと生き残れないので、ニーズに合わせて新しいものを提供していければ」と意気込む。

 営業時間は、ランチ=11時~14時、カフェ=14時~16時30分。水曜、第1・3・5木曜定休。

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