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若江岩田にイタリアンバル「Ricordo」 香りにこだわり、「記憶に残る料理を」

オーナーシェフの奥野淳一さん

オーナーシェフの奥野淳一さん

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 近鉄奈良線若江岩田駅近くのイタリアンバル「伊バル Ricordo(リコルド)」(東大阪市岩田町3、TEL 06-7891-3161)がオープンして、6月18日で半年がたった。

人気メニューの「Ricordo溶岩ミートパスタ」

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 オーナーシェフの奥野淳一さんは、音楽系の専門学校を卒業後、歌を歌えるという理由でカラオケ店でアルバイトを始めたが、料理の楽しさに目覚めたという。「その店はカラオケ店なのにフードメニューが手料理で、それまで料理をしたことはなかったが、意外と作れたので、最初はバルで働き、レストラン料理を学びたくて大阪市内のイタリアンを転々として修業を積んだ」と奥野さん。その後、石切のイタリア料理「レガーロ」(東石切町)やリゾートホテルのイタリアンシェフを務めた後、昨年独立した。

 枚岡出身の奥野さんは「あまりイタリアンのないエリアに店を構え、東大阪でおいしいイタリアンをリーズナブルに食べてもらいたい」と話す。「八戸ノ里より東のエリアで物件を探した。近くに大きなマンションも建つし、今後モノレールも通る。ちょうど東大阪の真ん中辺りで来てもらいやすいのではと、若江岩田の物件を選んだ」と奥野さん。

 席数は、カウンター席とテーブル席の計15席。店名の「リコルド」は、イタリア語で「記憶」「思い出」を意味するといい、香りや料理の見た目など、五感をくすぐるような料理にこだわっているという。

 「スパイスやハーブ、花などを使い、この香りがしたらあのお店に行きたいなと思ってもらえるような、記憶に残る料理を提供したい」と奥野さん。「季節のもの以外はあまり使いたくない」と、生駒市のオーガニック野菜を作る矢崎ファームの野菜や、メニューに合わせて細かくリクエストを出して仕入れた食材などを使い、定番メニューや月替わりメニューを提供する。

 ランチは、季節限定の「プチトマトとバジル、モッツァレラのポモドーロ」(バケット付き、850円)、特製ローストビーフ丼(950円)、5月から提供を始めた「ベーコンとナスのアラビアータ チェダーチーズのパニーニ」(950円)など。サイドメニューやデザートも用意する。ディナータイムの6月現在のおすすめメニューは、「かつおのカルパッチョ」(1,450円)、「アンチョビとオレガノのペペロンチーノ 焼きなすのソース添えスパゲッティーニ」(1,290円)など。ディナータイムの客単価は3,000円~4,000円。6品のパーティープラン(1人3,500円、4人~)、予算に応じたコース料理(1人4,000円~、2人以上)、テイクアウトにも対応する(要予約)。

 奥野さんは「レストランやホテルではコース料理が主体だったが、気軽にサクッと食べられる、バールよりワンランク上の料理を提供したい。イベントへの参加やケータリングなど、地域が盛り上がることは何でもしたい」と意欲を見せる。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時30分~23時。月曜、月1回火曜休業。

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