東大阪の川浦農園(東大阪市七軒家、TEL 070-5264-0831)で2月7日、「東大阪 de イチゴ狩り」が開かれた。主催は、東大阪の地域情報サイト「東大阪バーチャルシティ」。
キャベツやコメなどを生産していた同農園では4年前、奈良のイチゴ農園とのつながりからイチゴの栽培を開始。「東大阪の人が自転車で行けるイチゴ狩り」をアピールするため、同ウェブサイトがイベントを企画した。4回目の開催となった今回は認知度が高まり、募集初日に定員100人に対して150人が応募。キャンセル待ちが出る人気イベントに成長した。
同農園では、3棟のビニールハウスに「章姫(あきひめ)」と「紅ほっぺ」を栽培。「章姫は水分が多いのであまり市場に出回らないイチゴで、紅ほっぺは甘みと酸味のバランスが取れた品種」と、代表の川浦慎太郎さん。各2000株ずつ栽培しており、「今年は気温が高く出だしが遅れたが味はいい」と話す。同園では、地面から1メートルほど上げた培地で育てる高設栽培を行っており、「土が付着せずそのまま食べることができ、子どもの目線の高さにイチゴがあるのでよりイチゴ狩りを楽しんでいただける」という。
イベント当日は小さな子どもを連れた家族や女性同士が多く、約120人が参加。川浦さんからイチゴの採り方などの説明を受けた後、赤く大きく実ったイチゴを採り2種類の味を食べ比べるなど楽しんだ。
家族4人で参加した市内在住の親子は、「イチゴ狩りは遠くに行かないとできないと思っていた。こんなに近くにあるといい」といい、イチゴが大好きだという4歳の女児は「お母さんと2人で20個ぐらい食べた。初めてイチゴ狩りをして楽しかった」と笑顔を見せた。帰り際には「また来ようね」と母親とほほ笑み合うなど、満足した様子だった。
同農園では、土曜・日曜・祝日にイチゴ狩りを開催。営業時間は、1部=10時30分~11時30分、2部=13時30分~14時30分。入場料(1時間)は、高校生以上=1,500円、小・中学生=1,000円、3歳~小学生未満=700円。2月12日現在、4月23日・24日・30日、5月1日は予約可能。5月1日まで。