暮らす・働く

東大阪・瓢箪山稲荷神社で夏越の大祓 ひょうたん型の茅の輪くぐりも

ひょうたん型の茅の輪をくぐる参拝者

ひょうたん型の茅の輪をくぐる参拝者

  • 20

  •  

 近鉄奈良線瓢箪山駅近くの瓢箪山稲荷神社(東大阪市瓢箪山町、TEL 072-981-2153)で6月30日、「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」が行われた。

拝殿での儀式の様子

[広告]

 夏越の大祓「茅(ち)の輪くぐり」は、正月から半年間のけがれをはらい、残り半年の無病息災を祈願する神事。昔は梅雨の時期から夏にかけて疫病がはやることが多く、茅(ちがや)で編んだ輪が良いものと考えられていたことから同神事が行われているという。

 拝殿で布を割く儀式を通してはらいを行った後、祝詞を唱えて、白紙を人の形に切った「人形(ひとがた)」に名前を書いて体に触れさせたものを身代わりとして火でたき上げた。

 同神社では、茅の輪を8の字でくぐることや瓢箪山の地名にちなみ、大きな茅の輪の上に小さな茅の輪をつける瓢箪型の茅の輪を製作。地域の崇敬者や奉賛会の人たちにより作られ、6月22日に設置した。当日は参拝者とともに、ジンジャモール瓢箪山商店街のマスコットキャラクター「ひょこタン」も茅の輪をくぐり、身を清めた。

 同神社近くに住む3人組の女性は「神社の裏の畑で農作物を作っており、お供えをしたりしている。2~3年前から夏越の大祓に来ており、今日もいいお参りができた」と話す。

 神事を終えた瓢箪山稲荷神社の山畑阿登視宮司は「梅雨のジメジメしてうっとうしい時期で、世間では嫌な事件などもあるが、晴れやかなお顔で帰っていただけた。スッキリしていただいて、これから半年過ごしていただけるのでは」と話す。同神社では7月30日まで茅の輪を設置し、人形をたき上げる「大祓式」を7月30日にも行う。7月17日・18日の例大祭(夏祭)では、瓢箪山音頭、河内音頭踊り奉納が行われる。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース