温浴施設「花園温泉 sauna kukka(サウナ クッカ)」(東大阪市新町)が7月26日、オープンする。
パチンコ店「サンライズ本店」跡地にオープンする同施設。施設は3階建てで、3階はサウナフロア「プライベートサウナoma(オマ)」、2階は「天然温泉 spa hanazono」、1階はフードコートとボディケアで構成する。サウナは7種類、15室を設置。3階のサウナフロアは男女共用で、水着を着用して利用する。
3階のメインとなる「サウナクッカ」は、80人以上収容できる大型サウナで、オープン後はアウフグースイベントやヨガ教室などの企画も予定する。定員6人、直径2メートルのたる型サウナ「バレルサウナ」は利用客自身がまきをくべるタイプで、同施設を運営するベニス産業の岩田大樹さんは「バレルサウナは、専門店や屋外に設置するところはあるが、施設内で楽しめるのは珍しい」と話す。
東大阪市出身でマンガ「サ道」著者のタナカカツキさん監修の個室プライベートサウナ「大使のサ室」は、タナカさんが描いた「五感を満たすサウナ室」の条件とイラストを具現化した。ブルートゥースを利用して、好きな音楽を聴きながら楽しめる。定員2人。3階の屋外スペースには、ジェットバス、水風呂、外気浴スペース、カフェを設置し、本を読みながら休憩できる屋内のレストルームも設ける。
2階は、地下1000メートルから湧き出る天然温泉の浴場で、内湯、屋外の炭酸風呂、電気風呂、露天岩風呂、水風呂、オートロウリュサウナがあり、男湯にはセルフロウリュサウナ、女湯には塩を用意する低温のナノスチームサウナを設置する。
1階のフードコート「花園食堂」には、うどん、そば、定食、丼、アジアンフード、ラーメン、洋食、一品など140種類のフードメニューを用意。「クリーム系やめんたいこ系のうどん、みそ汁の代わりに豚汁を付けたボリューム感のある定食、ご当地ラーメン10種、アルコールを飲む人のための一品料理など豊富にそろえる」と岩田さん。同施設を利用しない人もテラス席で飲食をすることができる。フリーWi-Fi設備やUSBコンセント、AC電源コンセントも用意する。
岩田さんは「2階の天然温泉は地域の方たちに長く愛してもらえる施設になれば。サウナは、熱波大会の会場として使ってもらうようにするなど、全国からわざわざ入りに来たくなる施設になるように頑張りたい」と意気込む。
営業時間は10時~翌1時(花園食堂=11時~23時、ボディーリフレッシュkasi=11時~、プライベートサウナoma=24時30分まで)。入泉料は、中学生以上・平日=1,000円ほか。プライベートサウナoma利用料は入泉料プラス平日=1,000円ほか(利用は中学生以上のみ)。プライベートサウナは予約制で、「大使のサ室」=oma利用料プラス1室4,000円(1回110分)など。