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ラグビー日本代表、トンガに競り勝つ マシレワ選手「W杯は夢、ベスト尽くす」

後半、トライを決めたセミシ・マシレワ選手

後半、トライを決めたセミシ・マシレワ選手

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 ラグビー・リポビタンD チャレンジカップ2023日本代表-トンガ代表が7月29日、東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)で行われ、日本代表が21-16でトンガ代表に競り勝った。観客数は2万1138人。

アマト・ファカタヴァ選手のキャリー

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 前半20分、日本はWTBセミシ・マシレワ選手から繋いだWTBジョネ・ナイカブラ選手が先制トライを決めたが、同23分、トンガのSHソナタネ・タクルア選手のトライで5-5と追いつかれる。同32分には日本のSO李承信選手がペナルティーゴールを決めて8-5と追い越し、同40分には、LOアマト・ファカタヴァ選手がトライを挙げ、13-5で折り返した。

 後半13分には、マシレワ選手が右大外にトライを決めて18-11としたが、同17分にはトンガのサミュエラ・モリ選手にトライを決められ、再び2点差とされる。同27分には日本のSO松田力也選手がペナルティーゴールを決め、21-16で今季初勝利を挙げた。

 試合終了後の会見で、トンガ代表のトウタイ・ケフHCは自チームについて「毎試合ごとにうまくなっている。この調子でラグビーW杯を迎えたい。現在は60%~70%のぐらいの仕上がりで、6~7人ぐらいがけがで欠けているが、これから彼らの合流もある」と話す。日本代表については「あくまでも個人的意見だが、3~4年前の日本代表はもっと強かったと思う。でもまだこれから、まだまだ良くなっていくチーム。今日、日本代表が勝てて良かった。とてもいい自信につながったと思うし、勢いがこれで出たと思う」と話す。

 日本代表のジェイミー・ジョセフHCは「今日の試合のスタートは良かった。自分たちのディフェンスは強固なものになっていた。後半の入りは良くないスタートをしてしまったが、マツ(松島幸太朗)が最後に立ち上がってあのタックルをしたり、ファカタヴァがずっと最後まで動き続けたりしたことは今後につながると思うし、チームの勝利に対して誇りに思っている」と総括した。

 マシレワ選手は「まだ課題はたくさんあるが、家族や自分のチームの前でトライを取れて良かった」と振り返る。日本代表については「誰かがレギュラーを取ったとしても、それはふさわしい人だと思う。自分はエンジョイすることでいいプレーをすることに重きを置いている。(W杯は)自分の目標であり、チームのためにパフォーマンスをして手を挙げていきたい。ただ自分の夢であるW杯にいくということ、それに対してベストを尽くしていくだけ」と意気込む。

 日本代表は8月5日に秩父宮ラグビー場(東京都港区)でフィジー代表と対戦する。

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