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東大阪・布施の「That’s PIZZA」がピザの冷凍自販機設置 古着店など5カ所

(左から)店主の梶原洋平さんとグラフィックデザイナーの堀陽輔さん

(左から)店主の梶原洋平さんとグラフィックデザイナーの堀陽輔さん

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 東大阪・布施の商店街「ブランドーリふせ4番街」内のピザ店「That’s PIZZA(ザッツピザ)布施店」(東大阪市長堂1、TEL 06-4309-8268)がピザの冷凍自動販売機を設置して1カ月がたった。

レコード店のショッパーをイメージしたパッケージ

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 2015(平成27)年6月にオープンした同店。2019年7月に南堀江店(大阪市西区)、2021年7月に豊崎店(大阪市北区)、昨年8月に玉造店(大阪市中央区)をオープンし、布施店で修業を積んだ社員がそれぞれ店長を務めている。

 同店では、子ども向けピザ作り教室の開催や店舗2階の改装、ピザにトッピングする野菜を自分たちで育てるなど、次々と新しいことに取り組んでいる。店主の梶原洋平さんは「1年半くらい前、次は何をやろうかなと冷凍ピザの試作を始めた。軽い気持ちで始めたが、冷凍ピザは製造業になるので今までとまったく違うことをしなければいけないし、急速冷凍機と真空包装機を導入して専用のスペースも店内に作るなど、こんなに大掛かりになるとは思わなかった」と振り返る。

 自動販売機で販売するピザは、マルゲリータ(600円)、コーンペーストのオリジナルピザ「ザッツピザ」(800円)、クアトロフォルマッジ(1,000円)の3種類。「切らずに家のトースターに入るサイズにしようと、店より少し小さめの直径20センチにした。パッケージはレコード屋さんのショッパーをイメージし、デザイン性を重視した」と梶原さん。

 自動販売機は、布施店南隣の無人古着販売店「フセスリフト!!」、近畿大学近くの「無人古着屋リムジン」(菱屋西1)、オートレストランフセ(足代南1)、古着無人販売店「ヒノデスリフト!!」(大阪市天王寺区)、ザッツピザ豊崎店に7月27日から順次設置した。「24時間開いている無人古着店とは相性が良く、古着を買って、ピザを買って、1日おしゃれで楽しかったって思ってもらえたら」と話す。

 「フセスリフト!!」に設置した自販機本体には、グラフィックデザイナーの堀陽輔さんがペイントを施した。堀さんは、同店のロゴや店頭のサイン、ピザ窯や店内壁面などのイラストを手がけている。自販機へのペイントは8月29日から始まり、9月2日に完成した。

 設置から1カ月がたち「遅めの時間帯や店の定休日の利用が多く、思っていたぐらいは売れていて、今で目標の50%程度。家でのパーティーやバーベキュー、土産など、利用シーンの動画を制作するなどして面白く広げていけたら。次は通信販売をしたい」と意欲を見せる。

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